科学のつまみ食い 雑記帳
昨日(2005年8月5日)、水戸の花火に行きました。長男は塾、次男は宿泊で居なかったので、久々に妻と二人っきりで花火を見に行きましたが、特段ロマンチックなこともありませんでした。まぁ、この歳ですから、そんなことあっても困りますが(^^;;...
そこで、カメラで花火の写真を撮影しました。
撮影のコツは、一眼レフが望ましいですが、以下の条件でマニュアル撮影できれば可能です。
シャッタースピード:バルブ(数秒、花火に合わせて撮影)
絞り:F 8〜11 (花火は意外と明るく写るので白飛びしないように)
ISO:200 (最低感度で十分)
レンズ:28−300mmズーム(花火の大きさに合わせてズームします)
焦点:無限遠
三脚、レリーズ
撮影は、すたーマインのように連続的に上がる場合は、適当な時刻にシャッターを開けて数秒で閉じればOKです。尺玉のように単発で上がる場合は、花火が開く直前にシャッターを開け、花火が垂れ下がる直前に閉じると普通に撮影できます。あとは、各個人の工夫でしょう。
ところで、花火の撮影方法だけでは「科学のつまみ食い」らしくは無いので、花火の色について考えて見ましょう。左の写真のように花火はいろいろな色が出ますが、それぞれの色はどのようにして出しているのでしょう?
皆さんは、炎色反応はご存知でしょうか?炎色反応とは、アルカリ金属やアルカリ土類金属などの塩類を無色の炎の中で強熱した場合に、金属に特有の色で参加する反応です。ナトリウムは黄、カリウムは赤紫等に光ります。この炎色反応を利用して、どのような金属が含まれているかを定性的に分析することができます。炎色反応では次のような色を示します。
元素 炎色
ルビジウム 深赤
セシウム 青紫
インジウム 藍
タリウム 黄緑
ナトリウム 黄
カリウム 赤紫
カルシウム 橙赤
バリウム 緑
ストロンチウム 深赤
銅 青緑
リチウム 深赤
ガリウム 青
スズ 淡青
花火はこの炎色反応を利用して様々な色を出しています。