科学のつまみ食い 雑記帳
皆さんは、新500円硬貨のマイクロ文字をご存知でしょうか?自動販売機などでは偽造500円硬貨が使用され、時々ニュースになっています。新500円硬貨は、そのような偽造硬貨防止のための様々なハイテク技術が使用されています。その多くは造幣局のホームページに掲載されています。しかし、ここでご紹介するマイクロ文字については記載されていません。そのマイクロ文字は右の写真の場所にNIPPONと非常に小さな文字で刻印されています。右の写真は顕微鏡撮影したものです。皆さんも手元の500円硬貨を覗いてみませんか?
さて、これらの文字の大きさはどの程度でしょう、上のPの文字の顕微鏡写真を再度ご覧ください。この写真にはスケールを入れてあります。大きさはほぼ160μmです。このくらいの文字だと肉眼では確認できないでしょう。撮影データは
対物レンズ MPLAN 10 接眼レンズ FK6.7 (0.1387μm/pix)
ISO 200 SS 1.3
です。