科学のつまみ食い 雑記帳
2005年9月3日に次男と散歩をしているときに田んぼの脇で羽を休めているシオカラトンボに出会いました。そこで、写真をパチリ!!
シオカラトンボは塩辛蜻蛉とも書き、トンボ目トンボ科の昆虫で、日本の平地ではもっともふつうにみられるトンボです。中国や台湾でも見られますが,東南アジアや東シベリアにはみられません。体長が50〜55mmで、成熟した雄は写真のように黒化して白い粉を吹いたようにみえます。未成熟の雄や雌の体は麦わら色のため、俗にムギワラトンボと言われることがあります。4〜10月ごろに良く見られ、幼虫はいわゆるヤゴとよばれ、平地の色々な浅い水たまりで生育します。1年に1回以上世代を繰り返します。産卵はメスの打水産卵で雄は産卵警護をしています。成虫の寿命は長くても30日くらいと言われています。 シオカラトンボ属の種類は非常に多く、日本では,同属の種としては,シオヤトンボ,オオシオカラトンボ,ミヤジマトンボ,ハラボソトンボ,ホソミシオカラトンボ,コフキショウジョウトンボなどがあります。