科学のつまみ食い 雑記帳
10月に入ってから、また、新しい花粉が飛び始めたようです。このことは、空中花粉採取ことを書きましたが、以前、家の近所に咲いていたキクイモの花はなくなり、最近はセイタカアワダチソウが多数咲いています。そこで、この飛散している花粉がセイタカアワダチソウの花粉ではないかと予想し、花粉を採取してみました。これが、右の写真です。直径は28μmで空中花粉採取で採取した大き目の花粉と小さめの花粉の中間くらいです。セイタカアワダチソウの花粉とは確定できませんが、異なる花粉とも言い切れません。
とりあえず、このセイタカアワダチソウの花粉の撮影データは以下とおりです。
対物レンズ PlanApo x10
接眼レンズ FK x6.3
カメラ *ist D
SS 1/50
ISO 200
撮影倍率 0.1138μm/pix
です。
秋口にはにこの背高泡立草が目に付きます。菊科の多年草
植物で、北アメリカ原産の帰化植物です。良く空地などに群らがって
生えている高さ2〜3mで茎の頂上に黄色の花を多数つけていますので、
すぐわかると思います.杉花粉症が有名ですが、この秋には背高泡立草
による花粉症も見うけられるようです。花粉を採取したり、花を分解
したりして見てみると面白いかもしれません.
セイタカアワダチソウは 根から出る毒素によって、発芽を抑制するアレロパシー(発芽抑制)で知られ、荒れ地等では、セイタカアワダチソウの独占的な群落にります。しかし、自身の発芽も抑制するために、結局は他の植物(ススキなど)に負けてしまい、空き地にセイタカアワダチソウという風景も少なくなりつつあるそうです。また、セイタカアワダチソウの茎を乾燥させると、火起こし実験用に最適な軸にるとのことです。