科学のつまみ食い 雑記帳
2月20日とある理工学関係の出版社の方からメールを頂きました。内容は「科学のつまみ食いの質問コーナーを本として出版いたしませんか?子供たちに理解できる易しい理系の出版物の企画を進めていて、その中の一冊として考えてくれませんか?」というお誘いでした。正直、驚きました。とても良いお話ですし、私が、立ち上げた「科学のつまみ食い」の趣旨が、そもそも、トップページに「このホームページは、小学生や中学生、そしてそのお父さんお母さんたちが、身近な動植物や星、太陽や月を観察したり、どこの家庭にでもあるような道具を使用して実験したり、ちょっとした工夫で科学がとても楽しくなるような、そういうホームページを目指しています。夏休みや冬休みの自由研究や科学実験の参考になれば幸いです。」と書いてあるように、ご提案の企画の趣旨とも一致しています。しかし、仕事もあるので、なかなか時間は取れないことが気がかりでした。
そこで、「良いご提案を頂いたので前向きに検討してみますので、詳細をメールでご連絡をください。」と、お返事しました。
「出版社の方と会うことに」
さて、そのメールの返信がすぐ翌日に有り、「一度お会いできないか?」という内容でした。私としては、まずは、詳細な話をメールでお伺いしてから、お会いして話をしたかったのです。なぜなら、「あまりうまい話には、すぐには乗らない」という私の慎重な性格の表れかもしれません。どのみち、私は平日は仕事があるので、土日にしかお会いできないし、2月の月末は父の件で北海道の実家に帰らなければならないので、2週間程度は都合をつけられないので、「3月以降の土日で無いと都合を地けられない」との返事を再度返しました。「そもそも、相手方の出版社が2週間後でなく、もっと早くというなら、出版自体をお断りしてしまおう。」との考えからでした。
2〜3メールのやり取りがあって、結局3月3日に当方在住の最寄の駅で待ち合わせsることにしました。
お会いした出版社の方は少し白髪交じりの、気さくな方でした。私の地元なので、近くのスターバックスでコーヒーを飲みながら、お話しましたが、ちょっと騒々しい場所で、申し訳ありませんでした。
色々なお話をし、私も初めての経験なので、「質問コーナー」から2〜3のテーマで原稿を起こしてみることにしました。とりあえず、少し書いてみて自分自身でできるかどうか判断してみようということです。現在、「質問コーナー」コンテンツが70程度あるので、新しいものを増やして100くらいが良いのではという提案でしたので、それもできるか否かを含めてやってみることにしました。
もし、出版するとなると夏休み前が目安かなという話になっていますが、仕事もありますし、新しいコンテンツの作成などでは結構時間がかかりそうです。
そうそう、出版するに当たり、どの程度の値段になるかという話にもなりました。これについては、当ホームページでアンケートが取れたら?という話にもなっていますので、出版する決心がついたら、色々取り掛かろうと思っています。
コンテンツを2〜3書いてて気づいたところを、出版社の方に聞いてみました。A5版で1ページ当りの文字は32字×25行=800字とのこと、また、図面は2色刷り(黒/青)、変化に富んで濃さが可能、解像度300dpi程度とのことでした。これにあわせて、2〜3のコンテンツについて原稿を起こしてみました。
やってみて、「結構大変だなぁ。」というのが感想です。
説明不足の修正等、基本的に内容の再検討があること。
書き方や誤字脱字等、文章を見直していること。
図・写真のモノクロ化
等の作業があります。これらの作業量が結構あります。仕事を終えて、帰ってきてから片手までやるには結構作業量が多いのです。で、結局1週間程度で3の原稿を起こしました。とりあえず、出版社の方に送って、コメントを頂きました。現段階では特にコメント等はないようです。1週間で3コンテンツですから70コンテンツ書き上げるためには24週、6ヶ月かかってしまいます。1日1コンテンツほど仕上げないと間に合いません。
やっぱり大変です。
本格的に書き始めて、4,5,6月と約3ヶ月たちました。本来は原稿ができていてしかるべきですが…。残念ながら、あまり進んでいません。29の小テーマについて計57の質問をまとめました。総ページ数は200ページを超えました。まだ整理していない質問は20以上あります。まだ、1/3程度は残っています。
すると、質問数で約80、ページ数で300ページ近くになってしまいます。これは、ちょっと本としてはページ数は多すぎるかもしれません。また、3ヶ月でで2/3程度しかできていませんので、原稿の第一段階で後1.5ヶ月はかかります。見直しその他で、1ヶ月かかるとすれば、残り2.5ヶ月、余裕を見て3ヶ月はかかりそうです。すると、原稿が上がるのは9月になってしまいそうです。
本当に完成できるのかなぁ。
11月13日に漸く、原稿の一次案ができめがり、編集者に送りました。とりあえず、原稿書きは、一段落です。懸案事項が一つ減ったのでこうして、科学のつまみ食いのホームページを更新する余裕も生まれました。お思いまちぼ、子供遠も冬休みに入り、このホームページをご覧になる機会も少なくなるとは思いますが、気が向いたらご覧下さい。
コメント
11月13日に原稿を送って以来、なかなか連絡がなかったので、「ボツになったのかな?」と思い、3月31日に、再度メールをいたしました。どうも、多忙のために手が付いていないようでした。毎年11〜3月末までは大学・高専等の教科書の準備・制作、訂正・追加等でかなり忙しかったとのことです。まぁ、私としては、ボツになっていないことで安心した次第ですが…
ということで、4月中旬から原稿のチェックをしていただいたところ、5月9日にメールをいただきまして、図や写真が少ないようなので、増やせるなら増やしてくれとのことでした。私としては、とりあえず、ホームページの内容について修正・訂正以外の加筆等は極力避けてまとめまたため、図や写真は「科学のつまみ食い」の「質問コーナー」に記載とほぼ変わりなく増えてもいないし、減ってもいない状態です。しかしながら、読者層と本ということを考えると図が少ないというのも尤もなので、再度、読み直し、とりあえず、簡単に増やせる写真を追加しましたが、57の質問のうち11のみです。あとは、図を増やすつもりですが、図は描くのが大変です。なるべく本文の変更や加筆がないように増やすつもりですが、結構大変かもしれません。
ということで、しばらく原稿修正に追われそうなので、「科学のつまみ食い」のホームページの更新は、この雑記帳以外は進まないかもしれませんが、ご了承ください。
さし絵と写真の増加
6月9日にようやく、修正というか写真と図の追加が終わり、原稿を送りました。写真は手持ちの写真からいくつか加えました。加えた写真は星団や星雲、銀河、惑星、月などの天体の写真と動植物の写真が主です。図は、基本的に説明図の追加は本文をいじることになり大変なので、挿絵として、新たに追加しました。ただ、それでもまだ少ないかもしれません。ついでに、本文のほうも修正しました。約1カ月の作業でしたが、これで終わるとは思えません。結構大変なんですね。出版するって。
とりあえずは、修正の連絡があるまでは一カ月程度滞っていたホームページの更新に勤しめるかな?
専門用語の解説
さて、6月11日に早速、返事がきました。「専門用語の解説を付けてほしい」とのことです。「科学のつまみ食い」の「質問コーナー」の解答は質問してくれた方への回答ですので、質問者のレベルに応じた返答をしています。したがって、小学生からの質問には小学生に合った回答を、大学生や、大人などには、それぞれに合った回答をしています。したがって、専門用語などが結構入っています。
確かに専門用語が入っていると、「その言葉がわからないと先へ進めない。」いや、「面白くなくなって先を読まなくなる。」ということが起こりそうです。そこで、専門用語の解説を付けることにしました。一応、レベルは小学生対象にしました。少し、ピックアップしてみると、これが結構大変です。「どの程度の言葉までわかるか?」、「解説に出てくる言葉に解説が必要になる。」ということが起こります。これは、また、1か月以上かかりそうです。
従って、また、ホームページの更新は滞るかもしれません。
ただ、この「雑記帳」は、できるだけ毎日更新するつもりでいます。