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科学のつまみ食い 雑記帳

 この雑記帳は「科学のつまみ食い」管理人のI-sattoが徒然なるままに書き留めた雑記帳です。「科学のつまみ食い」に関係することしないこと含めて書き 留めてあります。なお、書かれている内容は精査していないので、不正確あるいは、明らかに誤っている場合もありますのでご了承ください。
ガイドチップのけられ ST2000XCM

F6.7レデューサーによる ST2000XCMのガイドCCDのけられ 冷却CCDカメラでセルフガイドをしていて気付いたのですが、ガイドチップがけられます。天体望遠鏡は、ご存じのとおりMeade LX200GPS-30 です。これに、ゼロイメージシフト、即ち、電動フォーカサーをつけています。この組み合わせで、冷却CCD SBIG ST2000XCMを直結したF10焦点では、まったく問題はありません。しかし、Meade のF6.3レデューサを使用した場合は、けられてしまいます。画角チェックの際にも述べたようにBORGのM57延長筒を利用してFの細かな調整をしていますが、F6.3レデューサー使用の場合には、この延長筒には寄らず、写真のように一律にけられます。これは、電動フォーカサーで焦点が伸び、2インチスリーブの内側でけられているようです。このけられは電動フォーカさーをつけている限り避けられないようです。f6.3レデューサーを電動フォーカサーよりも鏡筒寄りにつければ問題はないかもしれません。しかし、写真のようにけられは微々たるものですし、ガイドチップ上のけられで、撮像チップのけられではないので、問題はないでしょう。
ちなみに、この時のシステムは
接続 光学系
→電動フォーカサー(ゼロイメージシフト)
→Meade F6.3FF/FR
→B7424(Borgシュミカセ→M57/60AD)
→BB7602(Borg M57/60延長筒S)
→BB7603(Borg M57/60延長筒M)
→B7501(Borg 2インチホルダー)
→ST2KXCM
(レデューサー←102mm→CCD素子(ST2KXCMのバックフォーカス23.5mm)
ですが、上にも書いたようにレデューサーとCCDの距離にはあまり関係ないので、電動フォーカサーのスリーブでけられているようです。

イメージサークルの大きさイメージサークルの大きさ
 そこで、実際のイメージサークルを先の写真より計測してみました。SBIG ST2000XCMのガイドチップおよび撮像用チップの大きさと配置は右の図のようになっています。図には、先の写真から得られたMeade F6.3レデューサーを使用した場合のイメージサークルを赤で記してあります。ガイドチップぎりぎりにかかっていることがわかります。また、現在購入を考えているOptec - NextGEN WideField 0.5X Telecompressor Lensというレデューサでのイメージサークルは青の円になると推測されます。

F3.3レデューサーのイメージサークルの実測F3.3レデューサーのイメージサークルの実測
 同じくMeadeのF3.3レデューサーを使用してもけられをF6.3のレデューサーと同様にして測定してみました。やはりけられます。そのけられは、F6.3レデューサーより大きいですが、上の図のF5noレデューサーと同等程度です。SBIG ST2000XCMを用いたセルフガイドはぎりぎりでしょう。この場合のシステムの組み合わせを下に記しておきます。
接続 光学系
→電動フォーカサー(ゼロイメージシフト)
→Meade F3.3FF/FR
→B7424(Borgシュミカセ→M57/60AD)
→BB7601(Borg M57/60延長筒SS )
→B7501(Borg 2インチホルダー)
→ST2KXCM
(レデューサー←56mm→CCD素子(ST2KXCMのバックフォーカス23.5mm)

( 2008年07月31日[木] )

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