科学のつまみ食い 雑記帳
今年も山茶花が咲きました。この写真は12月3日に撮影したのですが、うちの山茶花が咲き始めたのは、撮影日の3週間ほど前の11月18日ごろです。カメラは、新しくPENTAXのK10Dを購入したので、その試験も兼ねています。レンズは、オールドレンズで、SMCT135F3.5 で私が中学生の頃30年以上も前に購入したレンズに接写リングをつけて撮影しています。30年以上も前のレンズでもかなり良く映ります。山茶花の詳細については以前の雑記長にも書いてありますので、参考にしてください。
さて、撮影データは
カメラ PENTAX K10D
レンズ SMCT135F3.5
SS 1/90 sec
ISO 800
F 3.5
このカメラ、*istDからかなりレベルアップしていますね。
今回(2006年)も、山茶花の花粉の顕微鏡撮影をしました。これは、グリセリンゼリーで封入した山茶花の花粉ですが、去年(2005年)の山茶花の花粉と比較してみてください。昨年撮影したものは、かなり古い花から採取したものなので、今回撮影したものの方が、通常の花粉です。さて、撮影データは
採取日:2006年12月3日
カメラ:PENTAX *ist D
対物レンズ:Olympus Plan Apo10
接眼レンズ:Olympus FK6.7
SS=1/50 ISO=200
撮影倍率: 0.1138μm/pix
です。
山茶花の花粉を染色してみました。昨年(2005年)から花粉採取器で空中花粉を採取して観察しています。その際、ゲンチアナバイオレット+グリセリンゼリーで染色と封入を同時に行っています。この採取した空中花粉と比較するためには染色することにより、同じ条件で観察する必要があると感じました。そこで、GVグリセリンゼリーで染色+封入したものを観察しました。さて、撮影データは
採取日:2006年12月3日
カメラ:PENTAX *ist D
対物レンズ:Olympus Plan Apo10
接眼レンズ:Olympus FK6.7
SS=1/25 ISO=200
撮影倍率: 0.1138μm/pix
染色:ゲンチアナバイオレット
です。黄色く見えているのは花粉の内容物がグリセリンで膨張し飛び出したものです。
こちらも、グリセリンゼリーで封入した膨張型の花粉です。片方は割れていますが、内部と外膜が分離しているのが良くわかります。撮影データは
採取日:2006年12月3日
カメラ:PENTAX *ist D
対物レンズ:Olympus Plan Apo10
接眼レンズ:Olympus FK6.7
SS=1/40 ISO=200
撮影倍率: 0.1138μm/pix
です。
こちらは、カナダバルサムでで封入した感想型の花粉です。膨張型と違って水分が少なく縮んでいるのが判ります。外膜と内部の境目が良くわかりませんね。
撮影データは
採取日:2006年12月3日
カメラ:PENTAX *ist D
対物レンズ:Olympus Plan Apo10
接眼レンズ:Olympus FK6.7
SS=1/30 ISO=200
撮影倍率: 0.1138μm/pix
です。