科学のつまみ食い 雑記帳
ヒノキの花粉
こちらは、4月6日に大量に飛散したヒノキの花粉群です。この日は149個/cu飛散しました。いずれも、パピラのないことからヒノキの花粉だと思われます。内容物もよく見えます。しばらくは、ヒノキ花粉が続きそうです。
松の花粉
こちらは上のヒノキ花粉と同じ日に採取された松の花粉です。この日は一個だけ観測されました。これから、松の花粉も増えるのでしょう。松の木が多いところでは、松の花粉が舞ったあとは車が黄色く染まってしまいます。洗車も大変ですよね。
ヒノキ花粉が234個/cu
今年のヒノキ花粉の最大飛散量は4月8日で234個/cuでした。右の写真のように大量の花粉が飛散しました。
撮影データは
対物レンズ PlanApo x10
接眼レンズ FK x6.3
カメラ *ist D
SS 1/15
ISO 200
撮影倍率 0.1138μm/pix
です。
ブナ花粉
こちらは4月15日に観測したブナ花粉です。この日は1.5個/cuのブナ花粉を確認しました。この日からブナ花粉が飛び始め4月23日には23個/cuのブナ花粉が飛んでいます。ちなみに、松花粉の飛散量もブナ花粉とともに増えています。4月15日に松花粉は0.3個/cu、4月23日には16個/cuの松花粉が飛んでいます。ヒノキ花粉は相対的に減ってきているようです。
6月11日に梅雨入り
6月11日に梅雨入りしましたが、これは、梅雨入り直前の6月8日の花粉です。何の花粉かわかりませんがかなり大きい花粉です。直径は89.23μmで、周りに小さいな泡状の球のようなものがついています。この球状の物の大きさは6μm程度です。
撮影データは
対物レンズ PlanApo x10
接眼レンズ FK x6.3
カメラ *ist D
SS 1/8
ISO 200
撮影倍率 0.1138μm/pix
です。
同じ日の松の花粉
この梅雨入り前の6月8日は松の花粉も飛んでいます。さて、この松の花粉の中心部の球の大きさは、102μmで上の花粉の大きさより一回り大きいです。実は上の花粉は松の花粉の耳の部分、すなわち気嚢が取れてなくなったものかもしれません。
撮影データは
対物レンズ PlanApo x10
接眼レンズ FK x6.3
カメラ *ist D
SS 1/13
ISO 200
撮影倍率 0.1138μm/pix
です。