科学のつまみ食い 雑記帳 
    
M27
 6月13日の成果です。この日は晴れていたのですが、風が強く、望遠鏡がぶれてなかなか撮影がうまくいきませんでした。とりあえず、うまく撮影できたうちの一枚をここにあげておきます。
 対象はM27 亜鈴星雲です。
 約5分間の露出で、コンポジットもせずに簡単な処理で済ませてあります。
撮影情報
 M27
 2008/06/14 01:16:50
 Meade LX200GPS-30(Polar/AutoGuide)
 Meade F6.3 FR/FF SBIG ST2000XCM
 EXPT=281.36sec Temp=-14.8℃
 (BGGR)
です
	
  
木星とその衛星
 こちらも同日、というか、0時前なので、13日に撮影した木星とその衛星の写真です。冷却CCDでも直焦点でここまで写ります。もちろん衛星主体で撮影したので、木星自身は白とびで模様などはわかりません。
撮影情報は
 Jupiter
 2008/06/13 23:12:43
 Meade LX200GPS-30(Polar/AutoGuide)
 Meade F6.3 FR/FF
 SBIG ST2000XCM
 EXPT=1.0sec Temp=-14.8℃
 (BGGR)
です
	
  
M5
 こちらも同日撮影したM5です。こちらは露光時間を短くして4枚の写真をコンポジットをして処理しました。露光時間は画角チェックで行ったのと同様、10秒です。色合いが異なっているのは、画角チェックでのM5の画像処理が失敗していたためです。ベイヤー配列でカラー化する際、CCDの並びを指定しますが、今まではBGGRで行っていました。実は、撮像の際にCCDOPSやCCDSoftを使用した場合には
BGGR
配列でよいのですが、ステラギアで撮像したときにはBGGRでは問題があり、
GRBG
配列でなければうまくいきません。
 これは、あとで、ダーク処理をした時に気づいたのですが、ステラギアとその他のソフトでは読み出しが1ラインずれているためです。
従って、通常は
BGBGBGBG…
GRGRGRGR…
BGBGBGBG…
 :
と並んでいるので、
BG
GR
すなわち
BGGR
配列になりますが、ステラギアの場合、一行ずれているために
GRGRGRGR…
BGBGBGBG…
GRGRGRGR…
 :
と読みだしてしまいます。
そのため、
GR
BG
すなわち
GRBG
配列になってしまうのです。
ともあれ、これは、GRBG配列で処理したM5の写真です。
撮影情報は
 M5
 2008/06/13 21:46:56
 Meade LX200GPS-30(Polar/AutoGuide)
 Meade F6.3 FR/FF
 SBIG ST2000XCM
 EXPT=10sec Temp=-14.8℃
 4FramesComposite
 (GRBG)
です
	
  
M10
 これも同日撮影したものでM10です。上のM5もそうですが、恒星が赤くなっているのは、露光が短く暗いためと、IRCutフィルターを入れていないので、カラーCCDのREDの部分が赤外線に反応して写しているためと思われます。そのうち、IRCUTフィルターを挿入して撮影してみます。
撮影情報は
 M10
 2008/06/13 22:35:45
 Meade LX200GPS-30(Polar/AutoGuide)
 Meade F6.3 FR/FF
 SBIG ST2000XCM
 EXPT=10sec Temp=-14.8℃
です