番号 | 10 |
科名 | アオイ科 |
植物名 | タチアオイ |
採取地 | 北海道 旭川市 神楽 |
採取日 | 1973/7/22 |
採取者 | 赤岡 克昭 |
その他 | 僕たちはコケコッコーの花と呼ぶ。 (観賞用) |
アオイ科の越年草で、同じ名前でユリ科の多年草のエンレイソウもあるが別物です。このタチアオイは地中海沿岸原産で、標本のその他に書かれているように観賞用として栽培されています。高さは2mにもなります。標本で判るように葉は指を開いたてのひらのような形(掌状)に浅く裂けています。6月頃から茎が伸び、標本のように葉腋(葉と茎の間)ごとに大形の5弁の花をつけます。花の色は標本のような紅色のほか桃、白、黄、紫などがあります。標本に見られるように花びらが大きく、鶏の鶏冠に似ていることから、「その他」に書かれているようにコケコッコーの花と呼んでいました。花びらの根元部分のみを2枚に剥がして、鼻の頭や額にくっつけて鶏のまねをして遊んだものです。