「宇宙」カテゴリーアーカイブ
アンドロメダ銀河
カメラ:Pentax K5IIs、レンズ:Pentax DA★200mmF2.8
ポタ赤:Vixen Polarie
撮影情報:2015/09/22 19:24-20:52
F=4.0、SS=15s、ISO=6400、91 frames composite、4×4 soft-binning
9月22日の夜、ポタ赤の極軸設定ツールやポタ赤でのDeepSkyの導入の試験を兼ねてアンドロメダ銀河を撮影してみました。200mmくらいの焦点距離ならポタ赤でのDeepSkyの導入はおおむね可能であることがわかりました。また、北極星の見えないところでも極軸設定ツールを使えば、赤緯41度で200mmで30秒の露出は可能であることもわかりました。ただし、今回は安全を見て15秒露出に抑えました。計算上は星野写真を撮ろうで計算した点像で写る露出時間Tsを参考に計算すると、赤緯0度の最も厳しい条件でも30×cos(41°)=22.6秒くらいは200mmの焦点距離のレンズでも追尾できそうです。
水戸は光害がひどいので銀河の淡い部分を出すためにはもう少し。露光時間をかけなければならないようです。
ポタ赤や極軸設定ツール、ポタ赤でのDeepSky導入に使用したツール等の紹介は、また後程書きます。
K-5IIsで発達した黒点の撮影 2014/11/21 11:12:58
皆既月食 地球の影
`皆既月食 地球の影
皆既月食は、ご存知の通り、月-地球-太陽と一直線に並んだ状態で、地球の影に月が入る状態です。そこで、月食上に写った地球の影を月食の写真で表現してみました。
ちなみに、月の公転周期は27.3日ですが、満ち欠けの周期は29.5日です。従って、地球上における月の太陽に対する位置関係の周期は、この満ち欠けの周期29.5日ですから、月に映る地球の影は1時間あたり360/29.5/24=0.51°になります。上の写真はこれを元に並べなおしたものです。
月の公転周期と月の満ち欠けが異なるのは、月が地球を一周する間(公転周期)に、地球は月の移動方向と同方向に太陽を公転していて、満ち欠けに対しては月の公転が追い付かないためです。それを簡単に計算すると、月の公転周期27.3日から一日に移動する角度は360/27.3=約13.2°、地球は360/365=1.0°、従って、月の太陽に対する一日当たりの見かけ上の移動量は13.2-1=12.2°になります。従って、月の満ち欠けの周期は360/12.2=29.5日となります。