2014年12月20日に現車 ホンダ グレイスが納車された際に、前車 ホンダエリシオンを手放したのだが、そのエリシオンの燃費等の記録を整理してみた。エリシオンを購入したのは2004年6月25日、手放したのが2014年12月20日、ほぼ10年半乗り続けた。総走行距離は91381.3km、ガソリン総給油量は10047.21L、ガソリン総支払金額は1278416円であった。2004年~2014年のガソリン平均価格は127.2円/L、エリシオンの平均燃費は9.1km/Lだった。カタログ値は燃料消費率(km/L) 10・15モード走行(国土交通省審査値)で10.2km/Lだったので、実燃費は11%減でかなり良い値ではないだろうか?ちなみに最も安かったのは2008/12/22~2009/3/22の3か月間で100円/L、最も高かったのは2008/8/16~8/19の175円/Lでこの10年間の走行単価は13.99円/kmだった。。この10年間の燃費グラフは右。表示区間燃費は車自身が計算した燃費で計算区間燃費は満タン法で計算した燃費。表示区間燃費と計算区間燃費の傾向は一致しているが、表示区間燃費は満タン法(計算区間燃費)に比較して8%くらい良い値が出ている見たい。ほぼ5年たったあたりから燃費が全体的に悪くなってきているのがわかる。
さて、現車グレイスは10年後にどんな値を出してくれるかな?
月別アーカイブ: 2015年2月
Fit3(フィット)のエアコンフィルター交換
先日、妻のFit3の定期点検に行ったときにディーラーの整備の方にエアコンフィルターを好感したほうが良いと言われ現物を見せられたが、新品の際の状態を知らないので判断付かず保留にしておいた。帰宅して、私のGrace(グレイス)のフィルターと比べたのが右の写真。
写真左:グレイス 走行:2000km 期間:2か月
写真右:フィット 走行:8000km 期間17か月
マニュアルには「15000kmあるいは1年の早い時期」とある。写真で比べてもわかりにくいが、右のフィットの方は全体的に黄色くなっている。そこで、フィルターを交換することにした。
購入したのは写真のようなデンソーのクリーンエアフィルター DCC3008で、アマゾンで1970円で購入した。ディーラーでは3500円と言われたので、1500円くらいお得かな?ちなみに、新旧比べるとこんな感じで緑色のフィルターだ。
交換方法はいたって簡単で、フィットのグローブボックスを開け、ストッパーを外して全開にすると、写真のようにフィルターのふたが見える。その蓋の両側に爪があるので、その爪を押して蓋を取り外す。隣の写真が蓋を取り外した状態。この中にフィルターがあるのだが、取り出しにくいがフィルターの両側をうまくつまんで引き出す。
そして、新しいフィルターを差し込んで、外す場合と逆順で、フィルターの蓋を閉めて、グルーブボックスを元に戻す。これだけの作業なので、簡単。花粉のシーズンに向けてエアコンフィルターを交換しておくとよいかも?
Galaxy S3α SC-03E のルート化
現在使用しているスマホはキャリアがドコモのGalaxy S3 α SC-03Eです。この機種は2013年2月に購入し、その年の10月にベースバージョンSC03EOMAMC3の時にルート化しました。このベースバージョンはAndroid4.11でしたが、その後ドコモの更新で
JRO03C.SC03EOMALK5→ JRO03C.SC03EOMAMA6→ JRO03C.SC03EOMAMB1→ JRO03C.SC03EOMAMC3→ JR003C.SC03EOMAMF1→ JRO03C.SC03EOMAMJ4ここまで、Android4.11
ここからAndroid4.3→ JSS15J.SC03EOMUBND2→ JSS15J.SC03EOMUBNH2→ JSS15J.SC03EOMUBNK2とバージョンアップし、2015年1月には最新ビルド番号:JSS15J.SC03EOMUBNL1になっていました。
今現在、先人がルート化したROMはJSS15J.SC03EOMUBNH2までなので、このSC03EOMUBNH2をルート化することとしました。
ちなみに、現在はルート化SC03EOMAMC3なので、これをまず、非ルート化SC03EOMAMC3にもどして、非ルート化SC03EOMUBNH2にバージョンアップしてルート化SC03EOMUBNH2にします。
必要な機材
1.PC
OSはWindows8で行いました、7やXPでも可能です
2.Glaxy S3α
OSは最新のAndoroid ベースバンドバージョンルート化SC03EOMAMC3
3.USB接続ケーブル
必要なソフト
1.USB接続ドライバ
Windows7以上のOSなら標準でインストールされると思います。なければSAMSUNGのサイトからKiesをダウンロードしてインストール。多分、ドライバだけでも大丈夫だと思う。
2.Odin3
PCからAndoroidにROMを焼くツール。多くのサイトで記載されているOdin3 v1.85を使用するとわかりやすいと思うが、Odin3 v3.10などでも可能。その場合は以下のように読み替える。
BL→Bootloader
AP→PDA
CP→Phone
3.ストックROM
ルート化されたGalaxy S3αを非ルート化するためには、純正のROMにOdin3で純正ロムを焼く必要があります。更に、非ルート化したGalaxy S3αを目的のバージョンの純正ロムにバージョンアップする必要があるので、それ他の純正ROMが必要になり舞うs。これらのStock ROMは以下にあります。
http://www.sammobile.com/ あるいは http://www.anniblue.com/xda/xda_sc-03e/XDA/SC-03E/ROMs/Stock-untouched/
ここでは、JRO03C.SC03EOMAMC3(SC03EOMAMC3_SC03EDCMAMC3_DCM.zip)とJSS15J.SC03EOMUBNH2(SC03EOMUBNH2_SC03EDCMBNH2_DCM.zip)を必要とします。
4.ルート化ROM
ルート権限を与えるROMが必要です。ルート化する場合は元の純正ROMと同じベースバージョンのルート化ROMが必要です。多くのルート化ROMは先人たちの努力で作られており、以下にあります。
http://www.anniblue.com/xda/xda_sc-03e/XDA/SC-03E/ROMs/Stock-rooted/
ここでは、ルート化JSS15J.SC03EOMUBNH2(SC03EOMUBNH2-ROOTED-system.tar.zip)
5.SuperSU
Android用のスーパーユーザー有効化アプリです。これで、ここのアプリに対してスーパーユーザー権限を与えることができるようになります。
ルート化
それでは、ルート化の実際です。なお、現状のスマホのシステムは必要なものをバックアップしておきます。一応、この方法で非ルート化→バージョンアップ→ルート化の手順を踏めば、リストアは必要ないはずですが、環境によるかもしれませんので、バックアップは必ず取りましょう。もともとルート化されているのならTitaniumBackUpを使用するとよいと思います。
1.必要ソフトのインストール
USBドライバとOdin3をPCにインストールします。
2. Galaxy S3αの非ルート化
2.1.Galaxy S3αをダウンロードモードで起動
ボリュームのダウンキーとHOMEキーを押しながら電源キーを押しつづけて起動します。
2.1.PCにS3αをUSBで接続
2.2.Odin3を起動
Odin3を起動するとID:COMが黄色になり「COM(数字)」とCOM番号が記載されていればOdin3でS3αが正常に認識されている。
2.3.非ルート化用のストックROMをOdin3で焼く
Odin3のPDA(AP)をクリックしてダウンロードして解凍しておいたストックROMJRO03C.SC03EOMAMC3(SC03EOMAMC3_SC03EDCMAMC3_DCM.zip)を選択。そして、STARTをクリック。S3αが再起動されれば非ルート化は成功。
2.4.電源を切る
3. Galaxy S3αのバージョンアップ
3.1.Galaxy S3αをダウンロードモードで起動
ボリュームのダウンキーとHOMEキーを押しながら電源キーを押しつづけます。
3.1.PCにS3αをUSBで接続
3.2.Odin3を起動
Odin3を起動するとID:COMが黄色になり「COM(数字)」とCOM番号が記載されていればOdin3でS3αが正常に認識されている。
3.3.バージョンアップ用のストックROMをOdin3で焼く
Odin3のPDA(AP)をクリックしてダウンロードして解凍しておいたストックROMJSS15J.SC03EOMUBNH2(SC03EOMUBNH2_SC03EDCMBNH2_DCM.zip)を選択。そして、STARTをクリック。S3αが再起動されればバージョンアップは成功。
3.4.電源を切る
4. バージョンアップしたGalaxy S3αの非ルートか
4.1.Galaxy S3αをダウンロードモードで起動
ボリュームのダウンキーとHOMEキーを押しながら電源キーを押しつづけます。
4.1.PCにS3αをUSBで接続
4.2.Odin3を起動
Odin3を起動するとID:COMが黄色になり「COM(数字)」とCOM番号が記載されていればOdin3でS3αが正常に認識されている。
4.3.非ルート化ROMをOdin3で焼く
Odin3のPDA(AP)をクリックしてダウンロードして解凍しておいたストックROMルート化JSS15J.SC03EOMUBNH2(SC03EOMUBNH2-ROOTED-system.tar.zip)を選択。そして、STARTをクリック。S3αが再起動されればバージョンアップは成功。
5.SuperSUをインストール
SuperSUをS3αにインストールして完了。
これで、Galaxy S3α SC-03Eのルート化が成功。
お約束ですが、失敗すれば文鎮化してしまうので、自己責任で、よくわからない場合は、ここに出てくるキーワードを頼りに検索しまくること。
ところで、Galaxy S2 LTE (SC-03D) もルート化しているので、そちらも参考にしてください。
ハイブリッド車のEV走行 (ホンダ グレイス)
2014年12月20日にホンダのハイブリッドセダングレイスが納車されて2か月近くたちました。その間、TVキットを取り付けたり、ルームランプのLED化をしたり、OBDスキャナやドラレコ等、少しづついじってきました。その間、約1500kmほど走って感じたことは、どのタイミングでEV走行(エンジン停止でモーターのみで走る)になるのだろうということでした。
発進時にアイドリングが止まっている(エンジン停止)状態の時は、EV走行で発進しアクセルの開度が少なければEV走行で加速し続け、40km/hくらいまでは、EV走行をします。定速時も60km/h以下ならEV走行をします。
しかし、寒い朝はなかなかEV走行に入らないし、停車時にアイドリングストップ(EV)していても突然エンジンがかかりだす。定速EV走行時もアクセルの開度を大きくしたわけでないのにエンジンがかかる。はたまた、EV走行から減速・回生(車輪の回転から充電)時にも突然エンジンがかかったりします。
どのタイミングでEV走行になったりエンジンがかかったりするのかは経験的にエンジンが冷えてきた時というのがわかってきました。そこで、せっかくOBDスキャナをつけて色々な情報が得られているので、少々このデーターを解析してみました。
まず、EV走行か否かはエンジン回転数から判断することにしました。これにより、停止時の条件も同時に解析することができます。次に、経験的に寒い時はEV走行になりにくいことから、エンジンクーラント温度を選びました。本当はエンジンオイル温度にしたかったのですが、グレイスではOBDからデータが出力されていないので断念しました。さて、次にハイブリッド特有の充電状態としてハイブリッドバッテリ充電量もパラメータとしました。これによって、EV走行(エンジン回転数)がエンジンクーラント温度やハイブリッドバッテリ充電量とどういう関係にあるかがわかりそうです。
ということで、OBDのデータから右のグラフを作成してみました。縦軸がエンジン回転数(rpm)、横軸が電池充電量(%)と水温(℃)で赤でプロットしてあります。緑、水色、青のプロットはそれぞれ平面への射影です。
ここで、XY平面の射影に注目します。このXY平面上で青のプロットはすべてのエンジン回転数(0~3000rpm)の充電量と水温を表しています。また、このXY平面上の赤のプロットはエンジンが停止時、即ちEV走行時の充電量と水温とを表しています。何か相関がありそうです。
そこで、このXY平面のみを取り出したのが左のグラフです。X軸が充電量(%)、Y軸が水温(%)、青がエンジンが回転している場合のプロット、赤がエンジンが停止している場合のプロットです。さて、多くの場合は赤と青のプロットは重なっていますが、重なっていないところに注目します。そう、青のプロット、エンジンが回転している場合だけ現れる条件、即ち、どう頑張ってもEV走行にならない条件が、赤の現れない、青のみの条件です。データー数が少ないですが、この図からは「充電量が20%以下で水温が50℃以下である場合にはEV走行には入らず、必ずエンジンが回る」ということがわかります。
そこで、この20%以下50℃以下ではどう頑張ってもEV走行にならないので、いっそうのことエンジンを回してしまったほうが気が楽です。
これで、やっとOBDスキャナが役に立った。メーカーはどうせなら充電量と水温を数値かバーグラフでメーターで見られるようにしてくれるとありがたいなぁ。
そうそう、ホンダの1モーターiDCD(i-DCT) スポーツハイブリッドを搭載しているこのGrace(グレイス)の他、Fit3(フィット3)やVezel(ヴェゼル)やJade(ジェイド)も同じ機構なので、同様の制御をしていると思われます。