番号 | 2 |
科名 | バラ科 |
植物名 | ノイバラ |
採取地 | 北海道 旭川市 神楽岡 |
採取日 | 1973/7/20 |
採取者 | 赤岡 克昭 |
その他 | トゲが鋭い |
ノバラと書いてありますが正しくはのいばら(野薔薇・野茨)といいます。バラ科の落葉低木です。日当たりのよい草地や藪(ヤブ)などに生えています。全体的に少しつるのようなものがあり、その他に書いてあるように鋭いとげがあります。葉は羽状複葉とよばれ、標本で見られるように主脈の左右に小さな葉が羽状に並んでいるます。主脈の先端の葉(頂子葉と言います)が有るか無いかによって、奇数複葉(バラ・サンショウ・ヌルデなど)と偶数複葉(サイカチ・ソラマメなど)の二つの型に分類されます。文字通り、奇数の葉があるか偶数の葉があるかということです。5~6月に、標本に見られる枝先にように径2~3cmの標本では色が変わってしまっていますが、白い5弁からなる花をつけます。北海道は寒いので7月ごろに花が咲くようです。果実を漢方では利尿剤とか下剤として用いることがあるようです。