7年ほど前(平成19年6月8日)に父が他界して、5年前(平成22年7月11日)に他界した母も、それ以前から入院してたので、7年前から旭川の実家は無人でした。母が入院中は月に一度ほど旭川を訪れていたのですが、5年ほど前からは、年に2~3回に減ってしまいました。そのせいか、旭川の実家は結構、荒れ放題だったのですが、3年前(平成23年)の冬に実家の冬支度に訪れたときに井戸ポンプ(地下水汲み上げポンプ)が盗まれているのに気付きました。写真のようにしっかり切り取られて盗まれていました。警察に届けましたが、見つからないだろうということで、現在は、新しい中古のポンプを設置し、鍵を取り付け施錠しています。その後、また、去年の夏には納屋に置いてあった刈り払い機が盗まれました。
こう盗難が続くと、やはり防犯上の注意が必要になります。井戸ポンプは新品で購入すれば10万くらいしますが、中古だと2万くらいだし、刈り払い機だって、新品でも2万くらいで買えます。が、やはり監視カメラを設置すると落としました。
当初は左の写真のような動体感知機能付きのネットワーク監視カメラを考えていました。しかし、どうも使い勝手が悪い。そして家の外にある納屋を家の中(室内)から監視するためには望遠機能が必要で、このカメラだと、どうしても外部の撮影には向きません。いろいろ調べても望遠付きのネットワーク対応で動体検知機能付きのカメラで安く買えるものは見つかりませんでした。
そこで、PCと動体監視ソフト、Webカメラ、あるいはビデオカメラを組み合わせる方式を検討することにしました。PCは使用していないLibretto W100(2010年)が2台あったりする。そして、ビデオカメラもPanasonicのデジタルビデオカメラが2台、NV-DS7(1998年)、NV-C5(1999年)は使っていない。そこで、PCとデジタルビデオをUSBで接続するUSBビデオキャプチャー を購入。そして使用するソフトは、LiveCapture3というフリーソフト。このソフト一本で数台のビデオカメラをコントロールできるが、PCのLibretto W100が非力なので、Libretto W100 1台につきソフト一本、ビデオカメラ一台、USBビデオキャプチャー1個の組み合わせにした。とりあえず、水戸の自宅でテストするとうまく動体検知してファイルをLibretto W100に無事に保存する。ちなみに、Windows 10にアップグレードしていたLibretto W100はWindows 7に戻しておいた。 上の写真のようにデジタルビデオカメラに映った映像が、Libretto W100に正しくキャプチャされ、動体検知してファイルを保存する。
さて、問題は、これを旭川に設置し、水戸でその画像を見無ければならない。そこで、今まで、使用していたモバイルWifiルーターと格安SIMを使用して、旭川でネットにつなぎこむことにした。使用したモバイルWifiルーターは(docomo) HW-02E である。これに楽天SIMを入れてLibretto W1002台をネットにつなぐ。さて、当初は、VPNで水戸から旭川のネットに接続してRDTてLibretto W100につなごうと考えていた。しかし、PCごと盗まれてしまっては、監視動画は保存されないので、自動転送が良い。そこで、DropBoxを使用することにしました。まず、DropBoxアプリをLibretto W100にインストールし、LiveCapture3の監視画像ファイルをDropBoxのフォルダーに設定します。これにより、動体検知し録画された動画は、自動的にDropBoxのクラウドにアップロードされます。これで、監視カメラシステム(Libretto W100+LiveCapture3+ビデオカメラ)ごと盗まれてもデーターはDropBoxのクラウドに残ります。これで万全。この自動クラウドアップロードも水戸の自宅で動作確認し、いざ、旭川で設置。
5月27日(金)~29日(日)の期間、旭川の実家の様子を見がてら、北海道マスターズ陸上競技記録会に参加したときに、設置してきました。左側のカメラは、窓から納屋を覗いています。10m以上離れたところをビデオカメラのズーム機能で拡大しています。右のカメラは室内をズームを広角にして広い範囲を見渡しています。
以下に、動体検知した動画のサンプルをあげておきます。左は納屋部で、私が、刈り払い機で家の周りの草刈りをしている際に動体検知されて撮影された動画です。また、右側は屋内で私がうろうろしているところを動体検知されて撮影された動画です。