海綿 Common red sponge


海綿 Common red sponge 4×10 1/60 

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 40倍で観察した海綿の繊維でシャッタースピードは1/60です。 海綿とは海綿動物の総称です。海綿動物は無脊椎動物で細胞が分化の程度が低く、体の組織や器官がまだ形成されていません。しかも、神経や筋肉もないので、もっとも原始的な後生動物(側生動物)です。体の形は基本的には壺状ですが、中には樹枝状、塊状、平盤状などさまざまで、形が定まっていないものまであります。通常、ほかの物にくっついて運動もしないので、1700年代には植物とされていました。大部分は浅い海に住みますが、淡水に済むものもごく少数ですが、あります。世界で約7000種、日本では現在750種ほどが知られているます。さて、海綿というと、ほとんど利用価値はないのですが、モクヨクカイメンという種類だけが、浴用、化粧用や掃除用にスポンジとして用いられています。 これは、モクヨクカイメンをさらして、繊維状の骨格だけにしたものです。最近は化学繊維で作られていますが、昔はスポンジというとこの海面を指したものでした。

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