現在スマホはGalaxy S3 α SC-03Eをルート化して2年ほど使用しています。前の機種であるGalaxy S2 LTEは「スマホをドライブレコーダーに (ホンダ グレイス)」に記載した様にドライブレコーダー兼obdスキャナと、て車に搭載しています。車載したAndroidスマホを運転中に操作するのは危険なので、S3 αで使用していた自動化ソフトTaskerを、このS2 LTEにも導入することにしました。ここで、アプリを完全に終了するためにはKillコマンドを使用するのですが、Andoroid上でKillコマンドを動作させるためにはroot化が必須です。そこで、この車載のS2 LTEをルート化したので、その覚書をここに記載しておきます。
必要な機材
1.PC
OSはWindows8で行いました、7やXPでも可能です
2.Glaxy S2 LTE
OSは最新のAndoroid ベースバンドバージョン SC03DOMMP5
3.USB接続ケーブル
必要なソフト
1.USB接続ドライバ
Windows7以上のOSなら標準でインストールされると思います。なければSAMSUNGのサイトからKiesをダウンロードしてインストール。多分、ドライバだけでも大丈夫だと思う。
2.Odin3
PCからAndoroidにROMを焼くツール。多くのサイトで記載されているOdin3 v1.85を使用するとわかりやすいと思うが、Odin3 v3.10などでも可能。その場合は以下のように読み替える。
BL→Bootloader
AP→PDA
CP→Phone
3.CWM
Galaxy S2 LTEのリカバリーイメージをClockworkmod(クロックワークモッド:CWM) ([Recovery] CWM-based Galaxy S2 LTE Recovery V6) SC03D-CWM-V6.0.4.7-recovery-odin.tarに書き換える、これをOdinでS2 LTEに焼くことで、メーカー以外の非純正ROM(カスタムROM)を書き込んだり、システム(ROM)全体のバックアップをしたりすることができようになる。
4.superuser
ルート権限を与えるROMスーパーユーザーUPDATE-SuperSU-v2.45.zipです。これをリカバリモードからインストールすることにより、Android端末をルート化することができます。
5.SuperSU
Android用のスーパーユーザー有効化アプリです。これで、ここのアプリに対してスーパーユーザー権限を与えることができるようになります。
ルート化
それでは、ルート化の実際です。
1.必要ソフトのインストール
USBドライバとOdin3をPCにインストールします。
2. Galaxy S2 LTEをダウンロードモードで起動
ボリュームのダウンキーを押しながら電源キーを押しつづけます。
3.PCにS2 LTEをUSBで接続
4.Odinを起動
Odinを起動するとID:COM」が黄色になり「COM(数字)」とCOM番号が記載されていればOdin3でS2 LTEが正常に認識されている。
5.リカバリーイメージをCWMに書き換え
odinのPDA(AP)をクリックしてダウンロードしておいたCWM(SC03D-CWM-V6.0.4.7-recovery-odin.tar)を選択。そして、STARTをクリック。S2 LTEが再起動されればCWMへの書き換え成功。
6.root適用zipをスマホにコピー
ダウンロードしておいたROMスーパーユーザーUPDATE-SuperSU-v2.45.zipをS2 LTE本体のメモリ内の「/sdcard/」以下にコピーしておく。
7.CWM(リカバリモード)で起動
CWM(リカバリーモー)で起動するため、S2 LTEをシャットダウン。ボリューム ダウンキーとアップキーを押しながら電源キーを押し続ける。
8.root適用zipをインストール
<install zip>→<choose zip from sdcard>を選択、「UPDATE-SuperSU-v2.45.zip」を選び、「Yes」を選択。ボリュームアップ・ダウンキーで選択し、電源キーで決定。
9.再起動
完了したら、「reboot system now」で再起動
10.SuperSUをインストール
SuperSUをS2 LTEにインストールして完了。
これで、Galaxy S2 LTE SC-03Dのルート化が成功。
お約束ですが、失敗すれば文鎮化してしまうので、自己責任で、よくわからない場合は、ここに出てくるキーワードを頼りに検索しまくること。
ちなみに、Galaxy S3 α(SC-03E)もルート化しているので、そちらも参考にしてください。