一週間前の12月20日(土)に納車されたホンダ グレイスに走行中のTVを見られるTVきっとに引き続き、ODB(On Board Diagnostics)IIスキャナを取り付けました。これは、車のECU(Electrical COntroll Unit)から出力される様々な情報、例えば、車速やエンジン回転数などのデータのほか、電装系やエンジン系などのトラブル情報等様々な情報を読み取ることのできるユニットで、写真のようなドングルタイプのBluetoothぜ接続するものを購入しました。このユニットの優れているところは、通常のユニットにはついていない電源スイッチがついているところです。車体側のOBD2コネクタから供給される電源は通常エンジン始動にかかわりなく常時通電なので、スイッチがないと電気を食いまくりになるからです。さて、このOBD2コネクタは車により取り付け位置が異なるようですが、わがグレイスの場合は写真のように運転席左足元上付近にありました。で、そこに、このOBD2ユニットを取り付けます。さて、今度は、このOBD2ユニットからのデータをBluetoothで受けなければなりません。このソフトは有料、フリー、Android、Windows様々ありますが、まずはユニットについていたAndroid用のソフトで受信します。スマホに添付のソフトをインストールしてBluetoothでペアリングします。一通りのセットアップを済ませて、接続。写真は走行中ですが、タコメータとスピードメーターが表示されています。その他にも、水温や燃料など、様々な情報とともにスマホのGPS情報を読み取ることができるので、位置も同時に表示できます。そして最も重要なのが、これらの走行中データのログをとることができることです。下のグラフは12月26日(土)の通勤時の約1時間の走行ログです。得られたログの中から、位置情報などを除き、車速、水温、吸気温度バッテリ電圧、エンジン回転数をグラフ化してみました。ピンクのTacho(エンジン回転数)と紺のSpeed(車速)に注目してください。ここでホンダHybridの特徴的なのが停止していない、走行中で車速が0km/hでないのにエンジン回転数が0rpmになっていることです。そうです、電気モーターでエンジンをアシストするのみならず、走行中でもエンジンが停止し、EV走行、いわゆる電気モーターだけで走行するのです。ピンクのエンジン回転数を見ると頻繁にエンジンが止まっているのがわかります。これが、HV車の高燃費の秘密です。ちなみに、タコメーターが急激に上昇したのは、急加速をしたためです。
さて、もう一つのログの活用はGPS情報がついているので、地図と走行状態をリンクさせることができることです。図のスクリーンショットのようにスマホ上でアニメーションとして走行状態を楽しむことができます。これから、色々活用方法を考えてみます。