1998年の夏休みに小学校一年生の長男が夏休みの自由研究として行ったきのこの標本作りです.私の実家の北海道に帰省した8月22日から1週間で仕上げた自由研究です。小学生一年生でもできるくらいの比較的簡単な内容です。夏休みの自由研究の課題にしてみてはいかがですか?、
【乾燥きのこの作り方】
1.色々なきのこを集める。
2.観察ノートを付ける。
3.生で無ければ判らないことを記録する。
(大きさ、重さ、色、形、匂い、スケッチ、写真)
4.食べられるきのこは料理して、味や匂いを記録しておく。
5.底の浅いざるにきのこを並べる。
6.ざるにひもをつけて、天気の良い日に太陽のあたるようにして外にぶら下げる。
7.2~3日間干せば出来上がり。
8.肉の柔らかいきのこは良く乾燥させないと腐ってしまいます。
9.大きいきのこは縦に切って干すと早く乾きます。
10.良く乾いたら紙の袋に包んで、更に密閉製の容器(金属や、プラスチックの箱)に保存する。
11.きのこの標本はカビと虫が大敵!!お菓子についている乾燥剤等をいっしょにいれておくと良い。
これだけのことで乾燥きのこを作ることができます。
【きのこの観察】
ここでは、当時小学一年生の息子が提出した夏休みの自由研究の観察ノートをまとめてみました。自由研究として研究したことは、
•乾燥前のきのこの絵を書く。
•乾燥前のきのこの大きさを計る。
•乾燥前のきのこの特徴を記録する
•きのこを食べて、感想を書く(もちろん料理して)
•乾燥中のきのこの様子を記録する。
•乾燥後のきのこの大きさを計る。
•きのこを図鑑で調べる。
•食べたきのこの味比べをする。
•判ったことや感想をまとめる。
【きのこの観察ノート】
息子が書いたきのこの観察ノートを整理しました。(ノートや写真をクリックすると拡大されます)
きのこの観察ノート
乾燥きのこの作り方 1.色々なきのこを集める。(今回はきのこ採りに行くことができなかったので、スーパーで食用きのこをいくつか買って来ました。)
2.ざるにきのこを並べる。
3.ざるにひもをつけて、天気の良い日に外にぶら下げる。
4.2~3日間干す。
5.良く乾いたら紙の袋に包んで保存する。
椎茸
乾燥前後の比較
かさの大きさ 5㎝→3㎝
きのこの高さ 5㎝→3㎝
かさの厚さ 1㎝→ぺちゃんこ
かさの色 茶色(変化なし)
かさの色と茎の色 白(変化なし)
お味噌汁に入れてみたら→かさのほうが柔らかかった。
えのきだけ
乾燥前後の比較
かさの大きさ 1㎝→0㎝(無くなっちゃった)
きのこの高さ 13㎝→10㎝
きのこの色 白→茶色
お味噌汁に入れて食べてみたら→こりこりしていた。
ぶなシメジ
乾燥前後の比較
かさの大きさ 2㎝→1㎝
きのこの高さ 8㎝→5㎝
たくさんのきのこがついている。上のほうが大きくて下のほうが小さい
お味噌汁に入れてみたら→柔らかくてつるっとしていた。
えりんぎ
乾燥前後の比較
きのこの太さ 3㎝→2㎝
きのこの高さ 16㎝→10㎝
真中がへこんでて茎がとても太い→茎を触るとぷかぷかしている
お味噌汁とバーターいためにして食べてみたら、少し硬かった.
まいたけ
乾燥前後の比較
きのこの高さ 10㎝→8㎝
形は薄くて色々な形をしている.ひだが無い.背の高さはみな同じくらい→きのこは稲妻に似ている。
お味噌汁に入れて食べてみたらすごくおいしかった
天気 | 椎茸 | えのきだけ | ブナシメジ | エリンギ | 舞茸 | |
1日目 | 晴れ | |||||
2日目 | 晴れ | 小さくカサカサになった | ぺちゃんこ | かさがぺちゃんこになった | あまり変わらない | 薄くなった |
3日目 | くもり | 軽くなって形も変わった | 軽くなって形も変わった | 軽くなって形も変わった | 茎がまだ太くあまり変わらない | 軽くなって形も変わった。 |
椎茸 | 枯れ木や切り株に生える |
しめじ | あかまつやならなどの林に生える |
マツタケ | あかまつの林の地面に生える。独特の香りがする。 |
なめこ | ぶなの切り株に生える。周りがねべねばしている。 |
きのこの増え方:かさの裏にあるひだで作られる胞子が地面に落ちて芽が出る。
僕のきのこの味比べ
なめこ 100点
まいたけ 90点
ぶなシメジ 80点
椎茸 70点
えのきだけ 60点
えりんぎ 50点
きのこ観察でわかった事
•薄いきのこのほうが早く乾いた。
•干すと小さくなった.軽くなった.硬くなった
•白いきのこも茶色になった
ぼくは最初はなめこ以外は嫌いでした。でも、大好きになりました.きのこの観察をしているときは毎日きのこを食べました