科学のつまみ食い 雑記帳
6月21日にToshiba(東芝)から新しいミニノートPC Libretto W100が発表されました。特徴は2つの7.0型ワイド画面を搭載し、2画面タッチパネルのWindows7モデルで、2画面折畳コンパクト形状のミニノートPです。この変態チックなノートパソコンは非常に魅力的でした。8月5日に発売ということで、久々の予約購入をしました。実はLibrettoは1996年に198,000円で発売されたWindows95を搭載したLibretto20以来14年ぶりです。Libretto20は裏切りやクロックアップなど、いろいろ楽しみました。今回のLibretto W100もかなり楽しめそうな変態チックミニノートPCで、T-01Aにつぐ遊び道具として最適です。このPCを楽しみつつLibretto W100の設定、ソフトその他を覚書として書いておきます。
インプレッション
★電子書籍ビュアーとして魅力的な見開き形状
★カタログスペックはの電池の保ちが悪い
★タッチパネル(静電パネル)は自分の意志と違うところをタップしているみたい
★静電タッチパネルのキーボードは慣れるとそこそこ入力できる
★LogIn時のWindows標準のタッチキーボードは入力間違いが多い
★最初実用的かと思った顔認証でのログイン設定もあまり実用的でない。」
★タッチペン(スタイラス)がほしい
★基本は自宅母艦の外出先からのリモートデスクトップによるクライアントマシン
★自宅でもlibrettoから母艦を使ってたりするため、あまりソフトはいれていない
★付属ケースは大容量バッテリ装着時には使用不可
★バッテリの持ちが悪い
★標準バッテリの充電時間は2時間10分
★Llibretto W100の拡大鏡は少し便利だが、うまく動かないこともある
設定等
★リカバリーディスク作成(DVD 2枚)
★基本的なネットワーク設定
★母艦のLet's note s8へのリモートデスクトップの設定
★WifiRouterを使用してT-01Aをルーター化し、ネットワーク接続を可能にする。
これで、どこからでもネット接続可能
★顔認証でのログイン設定
★リモートデスクトップをデュアルディスプレイで二画面全域で使用する方法
コマンドプロンプトで
mstsc /span /v:191.169.0.1
等と /span をオプション指定すればよい
★リモートデスクトップをデュアルディスプレイで特定の解像度で起動する方法
/W:1024 /H:768
等と幅と高さを指定すればよい
★特定解像度でリモートデスクトップについて
一度設定すると他のマシンでも、そのまま反映される
★スクリーンキーボードのサイズ変更
スクリーンキーボードの上部をダブルタップするとサイズや位置が変えられる
★キーボードの吹き出し機能
キーボードを小さくサイズ変更しているため便利、少々鬱陶しいが、打ち間違いが減る
導入ソフト
★マンガミーヤ(MangaMeeya)
画像閲覧ソフト(【別ウィンドウで開く】とすれば、二画面最大化が可能!)
★秀丸エディタ
愛用のテキストエディタ
★PDF_XChange
PDFビュアー、二画面対応、PDFに書き込み可能、ツールバーのカスタマイズが可能!
★Tween
Twitter用クライアント、誤ってEnterでPostしてしまうので、設定で、PostをCtrl+Enterにする
★GetSystemPowerStatus
バッテリ駆動時間測定ソフト
標準バッテリの計測結果
使用環境:T-01AをWi-Fiルーターとし、インターネットやちょっとした書き込み、VPM+リモートデスクトップによる母艦のコントロールとちょっとした作業
1 45分:途中2度のサスペンドを挟み4時間51分の使用時間、(Wifi+VPN+RDT)
2 68分:サスペンドなしの連続駆動時間、バックライトの明るさを18%→15%
★FullScScreen
ウィンドウ最大化ツール。対応していないすべてのウィンドウを2画面最大化できる
★FlipViewerFS
Flip Viewerを2画面化するツール
★SlipSide
ウインドウ移動補助ツール、ウィンドウをドラッグして投げると、別の画面へ移動するツール
周辺機器等
★Buffalo BSACA02TO19
東芝用の19V汎用ACアダプタ、価格.comでは合わないと書かれていたが、W100の芯が少し太いが、無理矢理刺し込めば一応使える。ただし、自己責任で。
★Buffelo BSUMC02GR
BuffaloのVAIO P用のセミハードケースをLibretto W100用に購入。
純正のACアダプタも無理矢理入れられる。自己責任で。デカバ装着でも大丈夫
★SANWA LCDOTS2
Libretto W100用液晶保護シート
タッチの感触は、あまり変わらなく、映り込みは少ないが、鮮やかさは減る
貼付失敗でウェットティッシュで接着面拭いたらドツボにはまり、エタノール洗浄で、エアダスターで吹飛し、再貼り付け
現在判っている不具合等
★休止状態から復帰してLogInすると、下パネルのタッチがあらぬところへ行く
回避方法:休止状態から復帰したときにLogInせずに、一度サスペンドさせ、復帰後、LogInすればよい。
★休止状態中に大容量バッテリから標準バッテリに交換するとバッテリ充電能力の異常がでる。
★ファンがまわりませんエラー
吸気口あたりをデコピンすると回り出す
★バッテリ漏れ
サスペンドでなく休止状態でもバッテリが減る。休止状態をほぼ二日間続けると標準バッテリがほぼなくなる。休止でバッテリーを一回抜くとバッテリ漏れがなくなる。
画面の開閉での動作(サスペンドや休止)を変更してもバッテリ漏れは続く
ちょっとした工夫・メモ
★キーボードの種類を増やそう
Libretto W100の
C:\Program Files\TOSHIBA\Libretto
下の
tosswkb_skin
の書換えでキーボードの種類を増やせるの。
SplitType2をカーソルとエンター、
スペースキーのみのキーボードにしてSplitType2-1として使ってる。
★キーボードのサイズを変えよう
Libretto W100の仮想キーボード SplitType1 の縦の長さを小さくした。親指入力が使いやすくなった。
★Libretto W100のBIOS起動法メモ。
外付USBキーボード接続→起動→[Esc]→[F2]→BIOS起動、BlueToothキーボードではBIOS起動不可
その後に導入したソフト
その後、Libretto W100を色々使用して、新たに導入したソフトをちょっと紹介します。
★avast! Free Antivirus
フリーのアンチウィルスソフト
★MicroSoft Visual C++2010 Express
MicroSoftが提供しているフリーのC++コンパイラ
★Foxit! Reader
しおりが入れられるフリーのPDF Reader。PDF_XChangeはしおりが入れられないので、とりあえず、両方使ってる。
★W100_SWKB.exe
Libretto W100用仮想キーボード透明化ツールです。Librettonoキーボードを半透明にできます。これはいい。
★Open Office Portable
Open Officeはフリーで使用できるOfficeツールです。Portableはインストール不要でUSBから起動できるのでこれを入れてます。一応、MicroSoft Officeとある程度の互換性があります。
★Simple MultiWallpaper Changer
壁紙チェンジャーで、マルチデスクトップに対応しているのでLibretto W100の上下両パネルの壁紙をチェンジできます。タスクスケジューラーでトリガーをアンロック時にすれば、スリープ復帰後にタスクが実行されるので、Libretto W100の復帰時に壁紙チェンジが自動でできます。
★Gremoteとwm6btPan
T-01AをBluetooth経由でLibretto W100のリモコンにするツール。必要ソフトはGremote0.5.2とwm6btPan。これで、T-01Aをキーボードやタッチパッドとして使える。GremoteはWindows7上ではホームグループに接続していないとLibretto W100をちゃんと認識しない。2回目接続は結構戸惑ってしまった。ホームグループをT-01A上で設定できないかな?日本語入力はGremoteの動いているT-01Aではなく、コントロールされるのLibretto W100でフロントエンドプロセッサを起動すればいい、当たり前だけど。
以外と起動が面倒くさくて、その割には使いにくい。Gremoteの一番の使い道はUSBグラフィックアダプタ使ってのプレゼン用のパワーポイントコントローラーだな。 2
その後購入した周辺機器
Libretto W100用に新たに購入した周辺機器等を少し順番に紹介していきます。
★百均製Libretto W100ケース!
マチ付き書類ケースにクッションケースを適当な大きさに切り取り、二重化してクッション性を高めた!
★WINTEN Winkey nano touch +
ノート派の私にとってLibretto W100に接続するキーボードはBluetoothでタッチパッド付きでなければならないのだ。
最大輝度と最低輝度のバッテリのもちの違い
Libretto W100の液晶LEDの最大輝度と最低輝度でのバッテリ消費の違いをテストした。
最大輝度では休止状態まで58分@標準バッテリ
最低輝度で74分@標準バッテリ
15分、約2割の違い
Windowsメモ
Libretto W100で自宅パソコンを外出先からリモートデスクトップで使用することが多いのだが、Windowsでロック中のPCに対するリモートからshutdown.exeを使う時に -f をたててないと、「コンピュータはロックされているため、強制オプションなしでシャットダウンできません。(1271)」エラーが出る。
実動バッテリ駆動時間
Libretto W100の実稼働時間を測定してみる。
8:20 起動。WifiでT-01Aと接続し、ティザリング。自宅にVPN接続し、Let's Note S8上のステライメージで作業開始。
9:27 警告。今回の使い方では、約一時間の作業が可能
32GB MicroSDHC Class10
Libretto W100は内蔵SSDは62GBで容量が少ないので、32GBのMicroSDHCを購入した。バルク品だがClass10.
MicroSDHC ベンチマーク
ベンチマーク結果は、
CrystalDiskMark 3.0.1 (C) 2007-2010 hiyohiyo
Crystal Dew World : http://crystalmark.info/
* MB/s = 1,000,000 byte/s [SATA/300 = 300,000,000 byte/s]
Sequential Read : 20.357 MB/s
Sequential Write : 15.747 MB/s
Random Read 512KB : 19.941 MB/s
Random Write 512KB : 1.204 MB/s
Random Read 4KB (QD=1) : 5.757 MB/s [ 1405.6 IOPS]
Random Write 4KB (QD=1) : 0.011 MB/s [ 2.6 IOPS]
Random Read 4KB (QD=32) : 6.117 MB/s [ 1493.5 IOPS]
Random Write 4KB (QD=32) : 0.011 MB/s [ 2.8 IOPS]
Test : 100 MB [D: 0.0% (0.0/29.8 GB)] (x5)
Date : 2011/04/24 11:46:32
OS : Windows 7 Home Premium Edition SP1 [6.1 Build 7601] (x86)
Libretto W100:BarunFlash MicroSDHC 32GB C10
標準バッテリの寿命?
6月30日に昨年8月5日に購入して以来ほぼ毎日使い続けていたLibretto W100の標準バッテリが寿命を迎えたらしく、「バッテリ充電能力が低下してます」とポップアップ。東芝PCヘルスモニタで確認したら、バッテリ充電能力が半分以下になる。
GetSystemPowerStatusでLibretto W100のバッテリ駆動時間を測定した結果、以前は55〜75分程度だったが今回も54分。Wifiでルーターに接続し、igoogleで天気や時計などを駆動している状態では、そんなにバッテリがへたっているとは思えない。
PC安心点検ユーティリティでバッテリの自己点検を勧められる。BIOS起動で完全放電後、再度充電。相変わらず、バッテリ充電能力低下が出るが、デカバに交換したとたんPCヘルスモニタの表示は、バッテリ充電能力良好になる。やはり標準バッテリの問題のようである。
標準バッテリの充電時間を測定すると、以前は2:10だったところが、1:42と短くなっている。結局、Libretto W100の標準バッテリは充電能力劣化、自己点検を勧める。デカバは充電能力良好、自己点検を勧めるという状態。。
Libretto W100の標準バッテリ、東芝ダイレクトだと今なら、10%引きで送料込みなので、11340円。
暫く、デカバ運用にしていたが、デカバでLibretto W100を卓上で使ってると、すぐ後に倒れるので標準バッテリ運用に戻した。通常は自宅と職場で使うのでバッテリは30分持てば十分だから。しかし、9月現在では標準バッテリは20分持つか持たないかになっている。
結局、バッテリ運用が必要な時はデカバ2個体制で、不要なときは標準バッテリ。