科学のつまみ食い 雑記帳
どうも、今年の6月頃から左目の調子が悪く、少しかすんで見える。8月まではそんなに気にならなかったが、9月頃から若干気になりだしたので10月7日に眼科で診察を受けた。問診受け、見え方、眼圧、視力検査をした。視力検査は矯正で、左0.5、右0.7だった。眼振(眼球振とう症)が有るから右はこんなもの。左はかなり落ちてる。
とりあえず、第一段の診察は終わり、瞳孔開く目薬と点眼麻酔薬をさして眼底検査をした。女医さんだった。眼底検査は眼球に直接レンズを当て光を入れて写真と目を直接医者が覗く。結局、白内障との診断。今日の女医さんは、視力が手術を要するほど悪くないので一か月ほど経過観察しましょうと言ったが、手術を含めて検討したいと申し入れたところ、本院で再度診察して判断することになり、そちらを紹介する旨伝えられ、10月17日に予約を取った。
さて、瞳孔を開く薬を点眼すると、白内障の左目が少し見やすくなった。これは、白内障が中心部分で、動向が広がることにより、白内障で濁ってない部分も光が通るので、見えが良くなっているような気がする。
EagleEyes
どうも明るいときに見難いので、白内障について色々ネットで調べると、明るいと白内障の部分が光を乱反射して見難くなるらしい。道理で室内とか夜は見やすいのだ。そこで、白内障用のサングラスを買ってみた。EagleEyesというメガネの上から掛けるオーバータイプのサングラスで写真のようなものだ。少し暗くなり、つけていないよりは見やすいが、色黄色っぽくなるのが難点だ。また、メガネ全体を包み込むので、若干使いにくい。
本院での診察(10月17日)
眼科での白内障の診断を再度受けた。視力検査をして、瞳孔を開く点眼薬「散瞳薬」を点眼し眼の診察を受けた。今回は点眼麻酔薬はせず、レンズを眼球に当てずに、診察を受けた。その結果、「後嚢下白内障」だそうだ。若い人に多く見られ、視力低下が早いらしい。先天性のものか、けがによるものだろうとのこと。いずれにしろ手術だそうだ。急ぐ必要はないので、一ヶ月くらいゆっくり考えたらよいとのこと。
後嚢下白内障
ネットで調べてみると「後嚢下白内障」は水晶体の後端が濁るものをいい、前端が濁るものを前嚢下白内障と言うそうです。通常の白内障は水晶体の中央部(核)あるいは周辺部(皮質)が濁るタイプがもっとも一般的で、前・後嚢下白内障とはタイプが異なるとのことです。糖尿病がある場合、ステロイドの投与を行っている場合には、特に後嚢下白内障が起きやすくなるそうですが、ステロイドの投与も糖尿病でもありません。そのため、本院では「先天性のものか怪我によるもの」と言われたようです。思い当たるのは、春先に強い光を左目で凝視したことくらいです。
後嚢下白内障の場合、一般的な核、皮質白内障に比べて、特に羞明(グレア)が強く感じられ、混濁そのものの量が少なくても、中央に集中しているため、視力低下が出やすく、特に、瞳孔が小さくなっているとき、つまり明るいとき、逆光、近くを見るときなどに視力が低下します。
これは、私が以前、散瞳薬を点眼し、瞳孔が開いたときに見やすいという状態と一致しています。ちなみに、このような前・後嚢下白内障では、自覚症状が強く、大変見にくいのに、照明条件の良い眼科検査室では視力が良好な場合も多いのも、納得します。
Eagleeyesクリップオンタイプ
オーバーグラスタイプが少々使いにくかったので、クリップオンタイプを購入した。既存のメガネの上から掛けるのではなく、メガネ事態にクリッオンするタイプで、不要なときは跳ね上げることができる。見え方は、オーバーグラスタイプと変わらない。
CCP400 FR フルカラー
結局、手術を受けるまでの間は明るいところで見づらいので、EagleEyesを二種類買ってみたのですが、これらでもまだ明るすぎるようです。仕方がないので、専用のメガネを作成しました。東海光学の遮光レンズCCP400 FR フルカラーを使用したもので写真のようなものです。手術後も普通のサングラスとして使えると思い購入しに踏み切りました。もちろん累進レンズ(遠近両用)です。これは、高価ですが、EagleEyesよりははるかに見やすく、色合いも比較的フラットです。
現在の度数
現在のメガネの度数を記載しておきます。
CCP400 FR フルカラー
セレノ1.6HX-PGC コーティングオプション SPS
フレーム LANVIN
右 S(-4.75) C(-2.25) AX(180) ADD(2.00) 近用インセット 2.1mm
左 S(-3.25) C(-2.25) AX(180) ADD(2.00) 近用インセット 2.1mm
PD=68mm
白内障手術の決心(11月14日)
実は、前回10月17日に本院で診察を受けたすぐ後に手術を決心していた。眼科を訪れ受付済ませたが、ここでは毎回問診と視力検査、眼圧測定がおこなわれる。
裸眼視力 右0.08、 左0.1
矯正視力 右0.8、 左0.5
眼圧 右20mmHg、左19mmHg
散瞳薬点眼して診察。
手術を受けることを正式に医師に伝えた。白内障手術時に「毛様体小帯脆弱(チン小帯脆弱)」の場合には、眼内レンズを縫い付けるらしい。
手術は12月21日の予定
手術前検査・診察の予約を12月5日に取った。
今日は尿、血液、心電図、角膜細胞数の検査った。
角膜細胞数検査は眼底写真と同じで写真を撮影した
心拍が50程度で遅いがスポーツしてる人は遅い人が多いそうだ。
血圧は150/95でちょっと高い。
手術前検査(12月5日)
手術前検査を行った。相変わらず毎回減圧と視力測定をする。
矯正視力 右 0.9、左 0.2
右は良くなって、白内障の左はかなり悪くなっている。
目の奥行きの測定をした。眼内レンズの焦点距離を決めるためだ。光を入れて、その反射を使っての奥行き測定と超音波による奥行き測定を行う。超音波測定は、目に麻酔を点眼し、測定器を眼に接触させて測定する。
網膜の検査をした。耳たぶとおでこに電極つけて、直径2cm程度のフラッシュつきコンタクトを目のなかに装着して、フラッシュを炊いて、電気信号を見る。
医師の診察と入院説明を受け、薬局で点眼薬を貰う。瞼消毒の軟膏と瞳消毒の点眼薬を貰った。
手術は予定通り12月21日、入院は22日まで、安心のため日帰りではなく一泊にした。私の場合そもそも眼振(眼球振とう症とも)があり、ひょっとすると手術が難しくなるかもしれないので。
白内障手術前点眼薬調合(12月17日)
手術三日前から、眼球及び瞼の消毒のために点眼および軟膏添付をしなければならない。点眼薬は1週間しか持たないので、この日に自分で作成。液体と粉末を混合するだけ。この点眼薬は朝昼晩就寝前の4回点眼。軟膏は就寝前に添付。
1.ベストロン点眼用0.5%:抗菌・殺菌作用
2.タリビッド眼軟膏0.3%:抗菌・殺菌作用
白内障手術(12月21日)
今日は白内障手術当日。一泊二日の入院。受付をすますと、30分おきに3種の薬を5分間隔で点眼するように指示される。右がその点眼薬で番号順に刺す。
1.ミドリンP点眼液:散瞳薬
2.ネオシネジンコーワ5%点眼液:散瞳薬
3.ブロナック点眼液:炎症抑制
ということで、手術前に瞳孔を開いて炎症を抑制するようだ。
8時に来院し、8時半から点眼したが手術は11時からで、手術前の診察をした。眼内レンズは今と同じくらいの度数にするので相変わらずド近眼になると思われる。
ロビーで病室が空くのを待ってる患者が多く、私も含めて一斉に上向いて点眼するのはのは笑える!手術時にはオムツをしなければならい。
午前10時半頃、病室の準備が間に合わないので、直接手術室に直行し、11時ころから手術を受けた。手術の詳細は別途【白内障手術実況中継】で記載します。手術自体は10分ほどで終わり、その後病室で1時間安静のはずだったが、病室が空かず、手術準備室で1時間過ごして病室へ行った。12時過ぎに病院食で昼食。左眼手術後の眼帯が分厚くて眼鏡がかけられず、非常に不便だった。病室は結局、大部屋に空きがなくて、個室に入った。もちろん個室用金は負担せず。
14時半 検温 37℃、血圧 135 / 93 下が少し高い
食後の薬が処方される。一日三回食後一錠四日分
プロモックス100:抗生物質、感染症予防治療
18時 晩飯
21時消灯
21時半 就寝
手術翌日-退院(12月22日)
朝5時過ぎに地震があった。
6時 検温 36.3℃
7時半 朝食
8時 眼帯外す。手術した左眼、嘘のようによく見える。
8時半 視力検査 手術した左眼、矯正視力 1.0、裸眼0.15
手術直前矯正視力 0.2、健康なとき0.8だから、画期的!生まれてはじめて1.0越えた。
右目と左目の見える色が若干違う。手術してない右目は少し黄色っぽく見える。左眼は明るく少しまぶしい。
9時 医師の診察 問題ないとのこと
9時半 感染症の検査
10時 目薬の処方、退院後の生活の注意点を指導される
こんなに一杯の目薬。3時間間おきに6回! 一回に三種類の目薬。五分間隔!
1.クラビット点眼液1.5%:抗菌作用、感染予防
2.リンデロン:ステロイド剤、炎症予防、消炎
3.ブロナック点眼液:炎症抑制 手術当日に処方された30分毎の点眼薬と同じだが、これだけ一日に2回6時間毎
10時半 退院
退院後の生活の注意点
労働:軽いもの、力仕事は1週間後から
入浴:可、顔、頭を濡らさないように
運転:可(患者による)
髭そり:電気かみそりは週間後から、T字による髭そりは可
(女性の場合は化粧は二週間後から)
洗髪・洗顔:2週間後から
運動:ジョギング、自転車など軽い運動は2週間後から
飲酒:1ヶ月後から(これは痛い)
重労働:1ヶ月後から
水泳:3ヶ月後から(水中の塩素濃度が高いためらしい)
眼鏡作成:3ヶ月後から(視力が安定しないらしい)
その他に、眼球プロテクターを渡された。睡眠時に無意識に眼を触らないようにするための、いわゆる、眼帯である。
術後一週間たって
白内障の手術を経て一週間経ちましたので、思うところを少し述べます。
1.眼内レンズの反射が見える
左目に眼内レンズを入れたのですが、斜めから周りより比較的強い光が入ると目にその光の反射が見えます。例えば、日中、左側、目じりギリギリのところに太陽があるとすると、右側、目頭付近に半円状の白く光る円弧" ) ”が見えます。逆に、目頭方向に電燈があれば、目じりに” ( ”が見えます。周りより比較的強い光があれば見えるので、夜でも見ることができますが、気にしなければ、良いのですが、少し気になります。
2.風呂が
風呂で湯船につかってると、濡れタオルで顔を拭きたくなります。ひたすら我慢です。3.洗髪、洗顔が
洗髪は固く絞った濡れタオルで頭を拭きます。洗顔は目の周り以外を、やはり固く絞った濡れタオルで拭きます。やはり、ばしゃばしゃ洗いたい。
4.目薬
これは大変、7時【3種】、10時(2種)、13時(2種)、16時(2種)、19時【3種】、21時(2種)スマホデタイマーつけて忘れないようにしています。
5.飲酒
手術一週間前から禁酒して二週間経ちます。酒が好きなだけにこれもつらいが、少し慣れてきたかも?
これらにも増して、目が良く見えるようになったことは非常に快適です。特に車の運転は術前の不安感が全くなく心地よく運転できます。
術後検診(12月28日)
問診で、眼内レンズの反射が見えることを訴えたら、そういう場合も結構あるそうだ。その後、視力検査を行う。矯正視力右0.8、左1.0だったが、記憶の範囲では視力検査で1.0が出たのは記憶にない。角膜の写真を撮り、診察。その際に、飲酒の話をしたら、やはり許可できないといわれた。飲酒は許可すると飲みすぎる人がいるそうなので、医者としては少しでも許可できないそうだ。
手術について尋ねたら、目じりのほうから2.5mm程の傷を付けて手術をしたそうだ
年明け後
ちなみに、年明けの1月3日にクラビット点眼液1.5%が2本目に入った。この点眼液のボトルは薬が出やすいので、多く出てしまう。リンデロン点眼薬が2本目に突入したのは、三日後の1月6日。それぞれ、12日間、15日間で一本の消費。
2週間後からと指示されていた洗髪は約3週間後の1月9日、1週間後から可能である電気かみそりは、約4週間後の1月16日から開始。剃って飛んだ髭が目に入る恐れがあるのがいやだったから。
軽い運度は2週間後、本格的な運動は1ヶ月後と言われていたので、ジムに行ったのは1ヶ月後の1月21日。そして、酒も1月21日から解禁。自転車通勤は25日から開始。
術後1ヶ月後の検診
受付、問診は特になし、眼圧と視力検査で、眼鏡の度をあわす予定だったが、今のメガネが別似合わないわけではないので、視力検査のみにした。両眼共矯正で、1.0。診察で、次回に眼鏡を作りましょうと言われた。左眼は今のメガネでは少し度が強すぎると言われた。たぶん遠近両用なので、自分の見やすいところで見ているのだと思う。
新しい点眼薬をもらった。現在使用している
1.クラビット点眼液1.5%:抗菌作用、感染予防
2.リンデロン:ステロイド剤、炎症予防、消炎
3.ブロナック点眼液:炎症抑制
がなくなり次第と言われたが、同時になくならないので、一本、多分、にクラビット点眼液1.5%がなくなったら、基本を新しい点眼薬に移すつもり。
新しい点眼液は
1.フルメトロン点眼液0.1% 抗炎症・抗アレルギー作用 (よく振り混ぜる)
2.トプラシン点眼液0.3% 殺菌・抗菌作用
で、一日4回、朝昼晩就寝前の4回とのこと。
その後
2月3日に昨年12月18日以来、一ヶ月半ぶりの散髪。といっても、スキンヘッドだから、バリカンで刈上げ、今までは電気かみそりだったがT字かみそりで剃り上げた。このほうが、楽かもしれない。こちらも目に髪の毛が入らないように今まで避けていた。そして、2月4日には一種類の点眼薬クラビット点眼薬1.5%が無くなったので、上に書いた新しい点眼薬を開始しました。 フルメトロン点眼液0.1% 抗炎症ステロイド水性懸濁点眼剤とトブラシン点眼液0.3% 、前者は濁っているので、良く振らなければならないのが少し面倒。
術後3カ月検診
今日は多分、白内障手術後、最後の眼科だとおもって受信したら、次は術後半年の5月で、念のため一年間は見せてほしいとのこと。経過はすこぶる順調だそうだ。遠近は今までのが使えるので、近々メガネを作ることにした。