科学のつまみ食い 雑記帳
8月4日(日)千葉マスターズ陸上選手権大会で不覚にも頭部に大怪我を負ってしまいました、その際のことを記事として記載します。
初めての救急搬送
(そうか、遠いのに無理に踏切ったからか。思いとどまればよかった。)ピーポーピーポー、救急隊員が数名、「名前言えますか、お年は…」(またか…)「頭頂部、いや左前頭部に3cmほどの切創」テープ状包帯で止血テープを頭から顎に回して止める。隣の救急車の担架に自力で移動。担架がせり上がり、いざ救急車へ!
血圧、脈拍、酸素濃度計が見える。。75-137、68、97、救急隊員が「15分ほどの所の脳神経外科病院がありますが、今、重症患者を受け入れていて30ほど病院で待たされますが、宜しいですか?」「はい」5分ほどで搬送先病院が決まる。頭をぶつけてから2〜30分。ピーポーピーポー。
横から「お名前は?お年は?」(??じょ、女性?女性の救急隊員だ。そういや浅野温子が女性救急救命士をやってたな。めがねと制服が似合う小柄な娘だな…)「怪我をされた状況は覚えてますか?」「走高跳で…、支柱に…」「どのくらい跳ばれるんですか?」「今シーズンは…」「凄い、私を跳越えちゃうんですね。」
15分ほどで病院のCT室へ、(あっあの娘にお礼を言い忘れた…)「お名前…」(ここでもか、いっそのこと間違えてやるか…)素直に答えたたため、何事もなくCT室から廊下へ、女性二人の声。(あぁ私より前に運ばれた重症患者か…長く担架に寝てると背中が痛くなるなぁ…あれ、頭上に誰かいる?)
(待ってるのも暇だし…)「病院の方ですか?」「いえ、救急隊員です」男が答える。話によると、救急隊員は搬送先で目処が付くまで患者の元を離れられないらしい。千葉市には25台の救急車、1台に3人、1日7〜10回出動等と聞いてるうちに救急室へ、救急隊員にお礼。(女性隊員にお礼を言いたかったな…)
帰宅
3時間かけて車で帰ると言い張る私に、諦めた医師は、気分が悪くなったら必ず車を止めて助けを求めることを告げ、転院の紹介状を書いて下さった。タクシーで競技場まで戻ると、大会は終了し、残っていた委員長にお詫びとお礼を申し上げて、車に乗り込んで、エンジンをかける。(もう6時か)
縫合後メールをしておいた妻に電話をかける。妻にもかなり心配をかけたようだ。(サングラスだと暗いなぁ)大会スタッフが入れてくれてたらしい。無くしたと思っためがねをペットボトルホルダーの中に見つけた。今日の出来事を焼き付けるように何度も何度も繰り返し思い出しながら車を走らせた。
21時(やっと着いた。長い道のりだったなぁ)出迎えた妻の顔が私を確認して笑顔になる。(この笑顔で今日の出来事がハッピーで終わる…)夕食をとりながら子細を話す。ずいぶん心配したらしい。頭を避けてシャワーを浴び、【半沢直樹】をみて、床につく。
再び脳神経外科へ
横になると(あれっ?ぐるぐる回る。めまいが…、おかしい)十数秒で直る。寝返りを打ってみる(天井が回る、呑みすぎた時みたいだ。おかしい)体を超す。めまい、寝る、めまい。いずれも十数秒で止む。妻と相談し、先の病院でもらった紹介状を持って近くの夜間診療をやっている脳神経外科へ。(もう23時を回ってる。)
再びCT。(最大50mGyが二回の被爆か…)医師の診察ではCT画像上は特に問題はなく、めまいは、軽い脳震盪とのこと、長時間の目眩、激しい頭痛、昏睡、運動障害、言語障害があった場合には直ぐに来院。二日分の目眩薬を処方された。2〜3日後のに頭部縫合の抜糸日を決めることに。(とりあえず、一安心)
帰宅後、再び床につく(やはりめまいが、このまま明日の朝に目覚めなかったりして…)
良性発作性頭位めまい症
その後気になったので、めまいについて調べてみた。症状【頭の向きを変える、寝た状態から起きあがる等で数秒〜十数秒の回転性のめまいを起し、安静にしていると直る。吐き気を催すこともあるが、難聴や耳鳴などは見られない。】原因【耳石が三半規管内に入り込みリンパ液の流れを乱す】
発症のきっかけが無い場合が多いが、頭部外傷・衝撃・打撲等もきっかけになるらしい。治療は自然治癒で、通常1〜4週間、長くても3ヶ月らしい。なでしこジャパンの澤穂希選手もそうだったらしい。(気長に自然治癒を待つか…でも、めまいは、気になるなぁ。)