科学のつまみ食い 雑記帳
DAQ いわゆるデータ収録機器でUSB接続のデータロガー。仕様は以下の通り
仕様 USB-1208FS Measurement Computing製
8ch シングルエンド/4ch 差動入力
12bit(差動入力)、11bit(シングルエンド入力)
最大サンプリングレート 50kS/s
2ch アナログ出力
これを使っていろいろ実験ができます。ちなみに、データ収録ソフトやオシロソフトもついていて即、計測可能。また、LabViewのLibraryがついているので、LabViewを持っていれば、プログラミングも可能。
DAQCard-6024E
実は、National Instruments製のDAQCard-6024Eも持っていたりする。こちらは、PCMCIAカードタイプなのでノートPCで使うことが前提
仕様 DAQCard-6024E National Instruments製
16ch シングルエンド/8ch 差動入力
12bit(差動入力)、11bit(シングルエンド入力)
最大サンプリングレート 200kS/s
2ch アナログ出力
こちらのほうが性能は高いが、USBでは使用できない、Windows7に対応していず、Vistaも32BiT止まりなので、XPでの運用という難点がある。
DAQCard-1200
更に、National Instruments製のDAQCard-1200も持っていたりする。こちらは、DAQCard-6024Eより古いタイプのPCMCIAカード、
仕様 DAQCard-6024E National Instruments製
8ch シングルエンド/4ch 差動入力
12bit(差動入力)、11bit(シングルエンド入力)
最大サンプリングレート 100kS/s
2ch アナログ出力
こちらのほうもUSB-1208FSと同等以上の性能だが、USBでは使用できない、もちろんWindows7に対応していず、Vistaも無理、XPでの運用、しかも最新のドライバでは使えないという難点がある。
PCMCIA to PCI Interface Card Drive
PCMCIAカードスロットをデスクトップPCで利用可能にするアダプタで、上のDAQCard-6024Eで動作は確認しています。DAQCard-1200で使用できるかどうかは不明です。
温度計測(LM35)
LM35を使った温度計をブレッドボード上で試作した。USB-1208FSというデータロガ-で計測できる。LM35で試作した温度測定回路は、図のような簡単なもの。この回路で10mV/℃の感度で-55〜+150℃まで、しかも0.1℃/mVの電圧直読みで計測できる。これを電源共有で2回路組み、USB-1208FSデータロガで計測することがdけいる。
室温の温度計測(LM35)
LM35を使った温度計とUSB-1208FSデータロガ-で室温の測定をした。センサー2つ使った2チャンネル測定をしているが、絶対制度が違うため、二つのセンサーの温度差は0.8℃程度ある。一応、精度が±0.6℃だから、かろうじて入ってるといえる。図は、USB-1208FSについてきた計測ソフトTracerDAQのハードコピー。とりあえず、こんな感じで温度計測ができる。
LM35温度センサーの校正(LM35)
水中温度を測れるようにするため、LM35温度センサーをエポキシバテで固めた。LM35温度センサーの校正で氷水を使った氷点測定と沸騰水で蒸発点測定をして確認を行った。その際のグラフを示す。グラフはExcelで書いたもの。
それぞれ、
氷点(0℃) 沸点(100℃)
Channel1 -0.9mV 99.6mV
Channel2 4.6mV 100.27mV
という結果が得られた。
氷点計測(LM35)
一応、氷点計測時の写真を貼っておく。
完成した温度計測器(LM35)
これが、先日、Lm35を使って作成した温度ロガとUSB-1208FS。先の方にあるのがエポキシパテでモールしたLM35温度センサー二個。真ん中が電源及び回路で、下がデータロガのUSB-1208FS。 温度計測画面はTracerDAQで、10mV/℃のスケールが可能。