科学のつまみ食い 雑記帳
2009年8月9日に妻が、なにか虫がいる!!と私に告げました。網戸にとまっているのはウスバカゲロウでした。先日のハチの巣に続き良く虫を見つける妻です。
ウスバカゲロウは、ご存じのとおり、その幼虫は蟻地獄と呼ばれます。体長が10〜15mmで、雨の当たらない縁の下や大木の根ぎわとか崖の淵などの乾燥した土や砂の上に、すり鉢状の穴を作って小昆虫のすべりおちるのを待っています。
長さ約2mm程度の円筒形の卵を1個ずつ地中に産みつけられ、20日ほどで、孵化し、ありじごくと呼ばれる幼虫になります。2年目の6〜7月に砂の中で絹糸で粘着された砂粒で覆われた繭をつくり、数日でさなぎ、20〜30日で羽化し、ウスバカゲロウになります。翅の開張7.5〜8cm、体長3.5cm程度です。