科学のつまみ食い 雑記帳
Libretto W100とVT484の比較
今まで使用していた同じ東芝のLibretto W100と Dynabook Tab VT484の使い勝手を簡単に比較してみました。
主な仕様の違い
仕様の違いは以下の通りです。
モデル名 VT484/26K W100/11M
型番 PS48426KNLG PALW100MNG
OS Windows 8.1 32bit Windows7 HomePremium 32bit
CPU Atom Z3740 Pentium U5400
(1.33〜1.86GHz 2MB) (1.20GHz 3MB)
4コア/4スレッド 2コア/2スレッド
メモリ 2GB 2GB
LPDDR3-1066 SDRAM DDR3-800 SDRAM
ディスプレイ タッチパネル付き タッチパネル付き
8.0型WXGA TFTカラー 7.0型WSVGA TFTカラー
LED液晶(LED) Clear SuperView LED液晶
1280×800/1,677万色 1024×600 2画面
ビデオRAM 最大992MB 最大728MB
ストレージ 約53GB(空37GB) 62GB SSD(Serial ATA対応 空54GB)
無線LAN IEEE802.11a/b/g/n準拠 IEEE802.11a/b/g/n準拠
IEEE802.16e-2005準拠
Bluetooth Ver4.0 Ver.2.1+EDR準拠
オーディオ ステレオスピーカー モノラルスピーカー
モノラルマイク モノラルマイク
microSD 1スロット 1スロット
映像出力 microHDMI 無
USB microUSB2.0×1 USB2.0×1
音声出力 ヘッドセット端子 ヘッドホン出力
(3.5mmΦミニジャック) (3.5mmステレオミニジャック)
カメラ 約200万画素(前面) 約102万画素
約800万画素(背面) 無
その他 GPS、電子コンパス、 ジャイロセンサー
加速度センサー、
ジャイロセンサー、
照度センサー
バッテリー リチウムポリマー リチウムイオン
駆動時間 約11.0時間 約2.0時間(大容量4時間)
充電時間 約4.0時間(電源OFF時) 約3.0時間(電源OFF時)
消費電力 約4W(10W) 約16W(45W)
サイズ 135.9(幅) 123.0(奥行)
213.0(奥行) 202.0(幅)
10.7(高さ)mm 25.4(高さ)mm
重量 約445g 約699g(大容量819g)
表示・タッチパネルの違い
表示の違いは写真の通りです。画素数が多くなったためにVT484の文字サイズはW100の0.8倍くらいに文字が小さくなっています。老眼が来ている私には少しつらい大きさですが、ディスプレーはVT484のほうがはるかに美しく、見やすいです。写真では同じような画面をW100とVT484で表示しています。
ソフトキーボードは、アレンジが可能なW100のほうが使用しやすいです。特に据え置きで使用する場合にはW100のほうが折れ曲がるために使用しやすいですが、手持ちではVT484も十分に使用できます。W100はCPU温度が高くなるとファンの回転が速くなり、CPUのクロックを下げるようで、そうなるとタッチその他が遅くなり、ソフトキーボード入力も遅くなりますが、VT484はそういうことがないのでソフトキーボード入力も快適です。できれば、W100のソフトキーボードレイアウトがVT484でも使用できるとよいのです。
タッチパネルの反応はVT484のほうがはるかに良く。W100では静電タッチペンが使えなかったものが、VT484では快適に使えます。わたくしは、先の「VT484の覚書I」で紹介した
全体的は表示・タッチパネルはVT484のほうがはるかに良いです。
大きさ・重さ・バッテリーのもち
Libretto W100の閉じた状態では、VT484と同等のほぼA5サイズですが、VT484の厚さは半分以下です。そして重量は2/3ですが、バッテリのもちがスペック上は5倍以上、大容量と比べると重量は1/2でバッテリ駆動時間が3倍近くになります。予備の約300g大容量バッテリを持っていっても駆動時間がVT484のほうが長く、重量は2倍以上になってしまいます。更に、宿泊を伴う場合には更に300gのACアダプターを持たねばならないので、合計1400g ほどになり3倍以上になってしまいます。VT484はスマホ用に持っていくUSB-ACアダプターで充電可能なので、VT484用に持っていく必要がありません。そう考えると、W100からVT484に変えることで1s近い軽量化が可能になります。これは素晴らしいことです。
実際、通常仕様でのバッテリの充電回数を購入後から記録していますが、3日に一回程度の充電で使用できるのは素晴らしいです。
ところで、実際大きさや重さ、バッテリのもちが良くなって、性能自体はどうなっているのかが興味あるところですが、上で述べたようにタッチパネルがサクサク感とW100がCPU温度が高くなるとクロックが下がることから、使用感はVT484のほうがはるかにサクサクです。上に述べたCPUやクロックの違いから、Atom Z3740とPentium U5400
http://botchyworld.iinaa.net/cpu.htm
のベンチを比較すると
Z3740/U5400はCPUで138%、システムで128%とVT484のほうが速いことがわかります。
Windows8.1とWindows7の違い
OSの違いではVT484はWindows8.1、W100は7です。W100に8.1を入れて使用した感じでは、8.1のほうが比較的動作が軽いです。しかし、W100ではタッチパネルの感度が悪いので使いにくいのと、1画面では1024x600でWindows8.1の要件の1024×768を満たしていないため、画面解像度を偽造するという特殊な方法を取らない限り、W100ではModernアプリを使えません。
で、そのWindows8.1はというと、タブレットでは使いやすいですね。特にデスクトップPCやノートPCでの評判の悪いスタート画面はアプリケーション ランチャーとして考えるとタブレットPCでは比較的使えます。スタートボタンよりはタブレットへの親和性和高いです。ただし、Modernアプリは充実していないのが残念です。ほとんどデスクトップアプリです。
ここから先はLibretto W100との比較ではなくソフトの話になってしまうので、別記事を書くことにします。
ということで、モバイルPCとしての座はLibretto W100から東芝 dynabook Tab VT484/26Kに代わりました。