【科学のつまみ食い】 【標本作成について】 【季節変化】 【顕微鏡写真】
フクロワムシ ツボワムシ フタオワムシ ケンミジンコ ケンミジンコの雌(卵) ケンミジンコの幼生
ミジンコ ミジンコの正面 ゾウミジンコ ミジンコの卵 ケイソウ 不明

千鳥が池のプランクトン

by I-satto@06/03/01

顕微鏡写真

 ここでは、採集したプランクトンの顕微鏡写真をそれぞれ解説入りでご紹介します。観察方法や顕微鏡写真の撮影方法などについては顕微鏡観察の方法をご覧下さい.。

プランクトン採集

1.プランクトンネット
 プランクトンネットってご存知無い方とか見たことのない方もいらっしゃると思いますので、上に写真を載せておきました。 網の下に小ビンがついていて、その下にはバルブがついて池や沼、湖や海でプランクトンを採集するためのネットです.網目の大きさによって、採集に適したプランクトンが決まりますが、こんな本格的なものでなくても、女性のストッキングのつま先を切って薬の小ビンなどをぶらせげ、上には針金等で丸い枠を作って開くようにし、それに長い紐をつけただけのものでも採集できます。

2.標本作成
 また、この観察では、採集したプランクトンを「標本作成について」で述べたようにホルマリンで固定していますが、生きたままもって帰って顕微鏡観察しても良いと思います。動いている様子も見られるでしょう。もし動きが速ければ、澱粉(片栗粉)等を水に濃い目にといてプレパラートに加えてやると動きが鈍くなって、見やすくなるはずです。近くに、池や沼があればぜひやってみてください。

3.プランクトンの分類
 プランクトンの分類は非常に難しいものです。プランクトンは大別すると、以下のようになります。

動物性プランクトン
 原生動物門   5綱11目37科
 輪形動物門   1綱 4目13科
 節足動物門   1綱 4目15科
植物性プランクトン
 藍藻植物門   1綱 3目 7科
 珪藻植物門   1綱 6目16科
 緑藻植物門   1綱 5目18科

例えば、犬は食肉目イヌ科ですが、このイヌ科の中に多くの種類の犬がいます。これと同じように考えるとプランクトンの種類は莫大な数になります。しかも顕微鏡で見なければならないために、自由な観察が難しいことなど有り、私のような素人には非常に難しいものです。そこで、科程度の分類をしてあります。しかし、誤っているものも多くあると思いますので、間違いに気づいたらメールを下さい。 


 

科学のつまみ食い