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千鳥が池のプランクトン

by I-satto@03/06/26

 私が中学2年生だった1975年4月〜7月にかけて、実家のある北海道旭川市の常盤公園内にあった千鳥が池の南池岸にて、月1回、プランクトンネットで採集したプランクトンを顕微鏡で観察しました。この時の観察記録が見つかったので、ここで紹介いたします。観察方法については顕微鏡観察の方法をご覧下さい.。
 2002/11/16と2003/06/08に「千鳥が池のプランクトン」のプランクトンの分類についてT.W氏と安城市立今池小学校の小鹿亨氏からメールを頂きました。当方、プランクトンの専門家ではないので、この様に御教授頂ける事は、ありがたいことです。ここでは、頂いたメールの全文をご紹介するのは、合理的ではありませんので、 各プランクトンのページに個別にご紹介いたします。T.W.氏からは参考となるプランクトンの写真もご提供いただきましたので、あわせてご紹介いたします。T.W.氏並びに小鹿氏には改めてご教授のお礼を申し上げます。(2003/07/01 I-satto)

標本作成について

 ここでは、プランクトンの標本作成方法についてのノートをご紹介します。実際には標本を固定するのはホルマリンを使い、保存はしていませんでした.

表紙

プランクトンの標本作成について
A.固定
1.動物性プランクトン
 a.一般的方法
  5%ホルマリンで固定---(1昼夜)-----3%ホルマリンで保存
 b.形の変化しやすいもの
  塩化マグネシウム、クロロホルム、コカイン等
   麻酔---5%ホルマリンで固定---(1昼夜)-----3%ホルマリンで保存
 c.橈却類
  5%ホルマリンで固定---(1昼夜)-----7%ホルマリンで保存
 d.固定液
  1)ブァン液(Bouin) ( 飽和ピクリン酸(50cc)+ホルマリン(15cc)+氷酢酸(4cc) )
   2倍に薄める---24時間---70%アルコールで保存
  2)ルゴールエオシン液(Lugol eosin) ( ルゴール液(薄液100cc)+NaCl(0.8g)+エオシン(1.0g) )
   3%〜5%(染色を兼ねる)---数時間---0.5%ホルマリン
  3)ルゴール液(Lugol) ( ヨード(3g)+ヨード加里(5g)+0.7%NaCl溶液(100cc) )
   使用法はルゴールエオシン液と同じ
 e.麻酔
  塩化マグネシウム、クロロホルム、コカイン等
    少量の水と共に気長に少量づつ加える(30〜12時間)
2.植物性プランクトン
 a.Gilson液 ( ピクリン酸(2g)+ホルマリン(40cc)+クロロホルム(2cc)+海水(500cc) )
  2倍に薄めて使用する
 b.Flemming液 (クロム酸(5g)+2%オスミック酸(4cc)+氷酢酸(2cc)+海水(1000cc) )
  2倍に薄める---数時間---70%アルコールに保存


 

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