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フクロワムシ ツボワムシ フタオワムシ ケンミジンコ ケンミジンコの雌(卵) ケンミジンコの幼生
ミジンコ ミジンコの正面 ゾウミジンコ ミジンコの卵 ケイソウ 不明

千鳥が池のプランクトン

by I-satto@03/06/16

顕微鏡写真

ゾウミジンコ Bosminidae

  節足動物門 甲殻綱 鰓脚目 枝角亜目ゾウミジンコ科の総称で、ミジンコの一種です。ゾウミジンコ属ゾウミジンコモドキ属の2属からなります。第一触角が口の部分につき、長くてゾウの鼻のように見えるのが大きな特徴なので、他の科のミジンコとの区別がつけやすいので、別に分類しています。

 100倍(10X10)で観察したゾウミジンコです。ASA32のモノクロフィルムでシャッター速度1/8秒です。ちょっとピンぼけ気味ですが、ゾウミジンコの特徴である鼻のように長い口元についた第一触角が確認できます。黒い3の字型に見える線はです。背中に丸く見えるのは育房に入っているのようです。体長は449μmで、幅は344μmです。

 こちらは200倍(40X5)、ASA32のモノクロフィルムでシャッター速度、1秒で撮影しました。上の写真よりは鮮明です。複眼、口についた第一触角の他第二触覚も確認できます。体長は221μmで、幅は177μmです。

 T.W.氏より2002/11/16に頂いたコメントによれば、同じゾウミジンコ科のゾウミジンコモドキ属だということです。ゾウミジンコモドキはゾウミジンコに比べ、第1触角が短いのが特徴です。

by I-satto@2003/07/01

 こちらも200倍(40X5)で観察したゾウミジンコです。ASA32のモノクロフィルムでシャッター速度、1秒で撮影しました。こちらはかなり鮮明で、複眼、口についた第一触角の他第二触覚も確認できます。また、甲殻のお尻部分についてる殻刺も確認できます。体長は265μmで、幅は166μmです。

 こちらは400倍(40X10)で観察したゾウミジンコです。残念ながら撮影データは残っていません。こちらは鮮明さに欠けます。体長は227μmで、幅は132μmです。

 T.W.氏より2002/11/16に頂いたコメントによれば、同じゾウミジンコ科のゾウミジンコモドキ属だということです。ゾウミジンコモドキはゾウミジンコに比べ、第1触角が短いのが特徴です。

  こちらは200倍(40X5)で観察したゾウミジンコです。残念ながらこちらも撮影データは残っていません。背中の育房を背負ってますが、最初のゾウミジンコとは大きさや形状が異なります。違う種類かもしれません。また、この卵の大きさは、長径94μm、短径57μmです。ミジンコは通常卵は育房内でふ化するため、体外に排出されることはありません。このゾウミジンコの体長は359μmで、幅は254μmです。

 T.W.氏より2002/11/16に頂いたコメントによれば、同じゾウミジンコ科のゾウミジンコモドキ属だということです。ゾウミジンコモドキはゾウミジンコに比べ、第1触角が短いのが特徴です。

 100倍(10X10)で観察したゾウミジンコです。残念ながらこちらも撮影データは残っていません。ちょっとピンぼけ気味ですが、背中の育房に何か背負ってます。のようには見えないですが、ふ化した幼生でしょうか?なにぶん写真だけでは判断がつきかねます。体長は584μmで、幅は494μmです。

 T.W.氏より2002/11/16に頂いたコメントによれば、同じゾウミジンコ科のゾウミジンコモドキ属だということです。ゾウミジンコモドキはゾウミジンコに比べ、第1触角が短いのが特徴です。



 

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