【科学のつまみ食い】 永久プレパラートを観察しよう  はじめに
動物 猫の毛 カナリアの羽 犬の毛 羊の毛 金魚の鱗 ウサギの毛 ラクダの毛 ニワトリの毛
植物 トウモロコシの茎 キョウチクトウの葉 タマネギの表皮 グミのりん毛 松の茎 カメリアの葉 竹の茎 へちまの茎
昆虫 トンボの羽 はちの羽 はちの触角 はちの腹 蝶の足 蝶の羽 イナゴの羽 ミツバチの脚
繊維 パンヤ ナイロン 羊毛 和紙 綿 ベンベルグ
小動物 海綿 アンゴラウサギの毛 あり ネズミの毛 アブラムシ ショウジョウバエ えびの卵 カイコの幼虫
花粉・胞子 チューリップの花粉 一つ葉の胞子 松の花粉 オレンジの花粉 ユリの花粉 ひまわりの花粉 つくしの胞子 しだの胞子

光芸社(トイザラス販売)の永久プレパラート【 花粉・胞子】

by I-satto@06/04/22

【つくしの胞子】

つくしの胞子 bottle brush spore 40x10  
 400倍で観察した つくしの胞子で、シャッター速度は1/30秒です。つくしは、ご存知の通りスギナの胞子茎をつくしと呼び土筆と書きます。茶褐色で節に袴(ハカマ)があり、茎頂に筆状の胞子嚢穂がつきます。早春に出て、食用とすることもあります。スギナはトクサ目の夏緑性シダ植物で、杉菜と書きます。荒れ地や原野などに生えます。先に書いたように栄養茎をスギナと呼び、胞子茎をつくしと呼びます。地下に長く根茎を引いて、早春につくしが出て、のち栄養茎であるスギナが出ます。栄養茎は緑色で枝を輪生すし、利尿薬にりようされています。実際、つくしを掘って地下茎をたどっていくとスギナにつながっていることが判ります。

科学のつまみ食い