【科学のつまみ食い】 永久プレパラートを観察しよう  はじめに
動物 猫の毛 カナリアの羽 犬の毛 羊の毛 金魚の鱗 ウサギの毛 ラクダの毛 ニワトリの毛
植物 トウモロコシの茎 キョウチクトウの葉 タマネギの表皮 グミのりん毛 松の茎 カメリアの葉 竹の茎 へちまの茎
昆虫 トンボの羽 はちの羽 はちの触角 はちの腹 蝶の足 蝶の羽 イナゴの羽 ミツバチの脚
繊維 パンヤ ナイロン 羊毛 和紙 綿 ベンベルグ
小動物 海綿 アンゴラウサギの毛 あり ネズミの毛 アブラムシ ショウジョウバエ えびの卵 カイコの幼虫
花粉・胞子 チューリップの花粉 一つ葉の胞子 松の花粉 オレンジの花粉 ユリの花粉 ひまわりの花粉 つくしの胞子 しだの胞子

光芸社(トイザラス販売)の永久プレパラート【 花粉・胞子】

by I-satto@06/04/22

【チューリップの花粉】

チューリップの花粉 Tulip pollen  40x10  
 400倍で観察したチューリップの花粉で、シャッター速度は1/60秒です。チューリップはご存知のようにユリ科チューリップ属 Tulipa の球根植物で、以前は鬱金香(うこんこう)といわれたり,ボタンユリの和名が提案されたこともあるそうですが、ほとんどの人は聞いたことがないでしょう。日本へは1860年代に輸入され、商業的な球根生産それから60年ほどたった1920年ごろに新潟県小合村(現,新津市)においてとされています。今では 多くの家庭でも栽培されているほど一般的な植物ですね。このチューリップの花粉の大きさは、42μm程度の小さなものです。同じユリ科のゆりの花粉と比べてみると、その半分程度の大きさであることがわかります。

科学のつまみ食い