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共通データ
2003/09/04
Meade LX200GPS-30 (Alt/Az)
Vixen LV5
Panasonic NV-DS7 (F=1.4,S=1/60,+18dB) |
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これらは、いずれも2003年9月4日 20時〜23時頃にかけてデジタルビデオカメラを使用して撮影した火星です。既に火星大接近
から、1週間以上経ってしまいました。この日の視直径は24.5”で、光度は-2.8等星で
まだまだ
非常に大きく明るく、観望は続けられます。
さて、今回見えている火星はソリス平原(太陽湖)で火星の目ともよばれる楕円形の地域で、1950年代の観測ではこの部分が変化しているのが判っています。その下にはマリネリス渓谷がという長さ4000kmに及ぶ火星最大の渓谷がありますが、この写真ではよく判りませんね。かつて水が流れていたことを示す地形が多く見つかっていると言われています。ソリス平原の右側の暗い部分はシレーン地方(サイレナム地方)で、火星の眉とよばれて、クレーターも多く分布しています。ソリス平原の左側にはマルガリテフェル地方(マーガレット)が広がります。太古には湖があったと推定されているところです。
シレーン地方の下の明るいところはタルシス地方と呼ばれ、アルシア山、パボニス山、アスクレウス山と三つの火山(山?)が続いていますが、残念ながら写真では確認できません。また、これらの右側には火星最大の火山であるオリンピア山があるはずですが、やはり確認できません。
南極冠の左下に有る薄暗い地域はアオニア地方(アオニウス)
と呼ばれ、衝突クレーターで覆われています。