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月を観測しよう |
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【月 Moon】
夜空を見上げて、誰でも目に付くのは月ですね。月は世界的に崇拝されたり、神話が数多く残っていますね。例えば、日本では月の模様からウサギがいて餅つきをしているとか、かぐや姫が月へ帰るのもその一つでしょうね。また、ニューギニアの神話では、昔1日の前半は太陽の光で、後半は満月の光で、一日中明るく、いつでも働くことができたのですが、ある時、飢饉が起こり、ある男が家族のための食料がいるので、月に槍をさして落として、食物籠に入れておいたのですが、その男の娘と息子が留守番中に食物を籠から取ろうとしたら、籠の目から月が外に出て、鳥となって天にもどってしい、それ以来、月は、仕返しのために満ちたり欠けたりして、一部の時間しか光を放たないようになったという神話です。月は多分、鳥のようなものと考えられていたのでしょうね。月に関する話は、この科学のつまみ食いでも幾つかあるので、参考にしてください。
【月観測】
月が出ているときは、その他の天体の観測には向かないのです。満月のときは-13等星にもなります。その大きさ、視半径は16分もあります。ちょうど5円玉を手にもって、その手を伸ばして5円玉の穴から月を覗くと、ちょうどすっぽり入る大きさです。こんなに明るい天体が出ていると、暗い星は見えなくなってしまいます。こういうときは月をじっくり観測しましょう。
月面図と比べながら、海、クレーター、山脈、レイ、谷、割れ目などを観察しましょう。満月のときは、クレーターや山脈はあまり見えません。満ち欠けをした明るいところと、暗いところの境目が凹凸がよく判り、観測しやすいです。月は望遠鏡では大変美しく、良く見えますので、ぜひゆっくり観察してみてください。