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by I-satto@07/01/20

 

【2003年8月27日】


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共通データ
  2003/08/25
  Meade LX200GPS-30 (Alt/Az)
Vixen LV5
  Panasonic NV-DS7 (F=1.4,S=1/60,+18dB)
 

 これらは、いずれも2003年8月27日 21時頃にデジタルビデオカメラを使用して撮影した火星です。この 日は火星大接近その日です。天気はすこぶる悪く曇りです。雲の合間や雲がかかった状態で撮影しています。再接近自身は日本時間で18:51で、そのときの視直径は計算上25.12703"で 、光度は-2.9等星で 非常に明るいです。さて、今回の大接近ではTVニュースでも大々的に報道されたように5万7千年ぶりといわれています。今回より大きな火星は284年後になりますので、今生きている人にとっては最大の火星は今回しか見られません。しかし、47年後には25”を超えますので、ほとんど今回と同じ大きさの火星を見ることができます。2年後の2005年の接近時には20”を超えますから、まだ観測に向きます。
 さて、今回見えている火星は最も模様の少ないところです。一番下の画像がわかりやすいかもしれません。中央少し上の薄暗い部分 は左にシレーン地方(サイレナム地方)、右にはキンメリア地方に挟まれた部分です。また、ここは2003年7月7日に打ち上げられたアメリカマーズ・エクスプロレーション・ローバ2004年1月4日に軟着陸する予定の場所でも有ります。また、シレーン地方(サイレナム地方の右上のほうには、1971年12月2日旧ソビエト連邦Mars3号が着陸しています。これらのことについては、既に8月25日の画像で説明しています。

 

 

 

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