【科学のつまみ食い】  プレパラートを作って観察しよう  花粉観察 の方法

プレパラートを作って観察しよう

by I-satto@09/01/18

花粉の観察

 

 

  ここでは、【花粉の観察方法】 で説明した方法で観察した色々な花粉を紹介しています。

 

 

サザンカの花粉 梅の花粉 ソメイヨシノの花粉 チューリップの花粉 キクイモの花粉
セイタカアワダチソウの花粉 pollen007 pollen008 pollen009 pollen0010
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梅の花粉(膨張型)
撮影データ   採取日時:2006/03/25
対物レンズ:PlanApo x10 接眼レンズ:FK x6.3
カメラ:*ist D SS:1/100 ISO:200 アダプタ:125mm
撮影倍率:0.1138μm/pix
 
 桜も満開を過ぎ、梅は終わってしまったのですが、2006年3月25日採取した自宅の梅の花粉です。上の写真は、グリセリンゼリーで封入した膨潤型の花粉です。大きさは1辺が40μm程度の三角形をしています。ちなみに、今年の3月10日に我が家 では右の写真のような梅の花が十数個しか咲きませんでした。結局、梅の実が取れないどころか、5月5日になっても葉さえ出ていない状況です。 梅はバラ科ですが、梅はその果実を梅干や梅酒などに利用しますが、今年は梅の実の利用はできそうにありませんね。

 

梅の花粉(乾燥型)
撮影データ   採取日時:2006/03/25
対物レンズ:PlanApo x10 接眼レンズ:FK x6.3
カメラ:*ist D SS:1/100 ISO:200 アダプタ:125mm
撮影倍率:0.1138μm/pix
 
  さて、こちらの写真も梅の花粉です。上の膨張型の写真とまったく同じ花から採取した梅の花粉を何の処理もせずに、カナダバルサムで、そのまま封入したものです。上のようにグリセリンゼリーで封入すると、花粉自身がグリセリンゼリー中のグリセリンや水分を吸収し、膨張します。そのため膨潤型と呼ばれます。しかし、カナダバルサムは水溶性ではないため水分を含まず、水と分離します。従って、採取したばかりの乾燥した花粉をそのまま封入することができます。このような乾燥した花粉を乾燥型といいます。膨潤型・乾燥型を比べるとずいぶんと形が違うことが判ります。大きさは長手方向が40μm程度のたる型に見えます。


 

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