【科学のつまみ食い】  はじめに  グミのリン毛  綿  羊毛 ユリの花粉 松の花粉 松の茎の横断面  竹の茎の横断面

永久プレパラートを観察しよう  ジャガイモのデンプン  アリの触角  蝶のリン粉  ミツバチの前翅  ミツバチの後脚

動植物(VIXEN)の永久プレパラート

 

by I-satto@07/01/24

【ありの触覚 Antenna of Ant】

ありの触覚 4x10 1/125

ありの触角

 これはありの触角です。倍率40倍でシャッタースピードが1/125秒です。昆虫は体本体以外は顕微鏡観察に向いています。羽、触角、肢、口など、色々見ることができます。触角は、もともと足であったものが、歩くためではなくなり、触ったり、においや、味、音や温度、湿度などを感じたりすることができるように発達したものです。ありの触角は根元から1.5mmくらいのところで折れ曲がり、その先、2.3mmくらいに触角の先があり、その太さは、120μmくらいです。触角には折れ曲がったところから、節があるのがわかりますね。この節があるために、ありの触角の折れ曲がった先のほうは柔らかく、色々な方向に曲がります。ありは真っ暗な土の中で生活しています。従って、暗闇でも生活できるように、最初に述べたように眼以外の器官として触角が発達しています。この触角で主ににおいをかぎます。匂いで食べ物を見つけたり、仲間を見分けたりします。

科学のつまみ食い