彗星の写真を撮ろう
1995年7月23日 に Alan Hale と Thomas Bopp によって発見された彗星はヘールボップ彗星と名づけられ、1997年4月には最大光度に達し、肉眼でも良く見えるため、その年の天文ファンを沸かせました。書く言う私も、素人ながら彗星の写真を撮ってみようと言う気にさせられ、1997年3月下旬の明け方に撮影を試みました。このくらい大きな彗星(最大光度3等)になると、肉眼でも良く見え、カメラに望遠レンズを装着しただけでも撮影が可能でした。勿論、高感度カラーフィルムは使用しましたが赤道儀などでの追尾はしなくても撮影可能でした。但し、詳細な記録が残っていないので、あまり詳しくは書けませんが、素人の至らなさと笑ってやってください(^^ゞ
【彗星って?】
斑点や星雲、あるいは太陽の反対側に尾を持つ太陽系内の天体で、日本ではほうき星とも呼ばれている。太陽熱の影響で、ガスや細かい塵を噴出し、たいていの彗星は楕円軌道を描きます。
【ヘールボップ彗星って?】
冒頭に書いた様に 1995年7月23日 に Alan Hale と Thomas Bopp によって発見され、当時の軌道周期は4000年と考えられていましたが、木星の摂動を受け2400年になったそうです。最大光度は1997年4月1日に光度3等になりました。
【彗星の写真を撮ろう】
さて、では彗星の写真を撮ってみましょう。
【準備するもの】
準備するものは、日食の写真を撮影しようで準備したものとほぼ同じです。
(画像をクリックすると拡大されます)
【彗星の撮影】
さて、撮影です。右の写真は日中に撮影したものですが、写真のようにカメラを三脚に立て方向を定めて固定します。あとは、適当なときにシャッターを切りましょう。露光は1秒〜30秒程度までいくつか分けて撮影しましょう。どの程度の明るさが適当か、なかなか判断がつかないものです。あまり長い露光時間を取ると、彗星を追尾しているわけではないので星が流れてしまいます。私が撮影した時に露光データその他を記録したのですが、その記録ノートを紛失してしまったので、詳細はわかりませんが数秒から十数秒だったように記憶しています。
【撮影したヘールボップ彗星の写真】
撮影したヘールボップ彗星の写真をここに掲載します。この写真は撮影したものそのままで、写真をクリックするとヘールボップ彗星のみトリミングしたものが現れます。簡単な方法で、しかも、素人でも結構良く撮れました。記録ノートを紛失したのがたまに傷ですねぇ(^^ゞ