M1 (NGC5904)
光度 8.4等 視直径 6.0′ 西暦1054年におうし座のζ星(3.0等)の西北約1゚に出現した超新星の残骸です。そのおうし座超新星の記録は日本では藤原定家の『明月記』に記載されているそうです。微細なフィラメント構造がカニの足のように見えることから「かに星雲」と命名されています。
赤経:05h34m30.0s 赤緯:+22゚01’00”
黄経:84゚10’29” 黄緯:-01゚17’28”
距離 7200光年
2003年12月21日 18:43-21:55(JST) 水戸(日本)
Meade LX200GPS-30 フィールドデローテータ Auto Guide
Nikon E5000 S=300 ISO=800 F3 f9mm IR cut filter 除去
17 frames composite Vixen LV30 LPS-P1
下の写真に比べ、コンポジット枚数を17枚に増やしました。また、焦点距離を少し伸ばしたため、M1が少し大きく写っています。
2003年12月13日 20:49-22:22(JST) 水戸(日本)
Meade LX200GPS-30 フィールドデローテータ Auto Guide
Nikon E5000 S=300 ISO=800 F2.8 f7.1mm IR cut filter 除去
10 frames composite Vixen LV30 LPS-P1
下の写真と異なるのは、LPS-P1という光害(公害ではありません。光の害です)カットフィルターを入れ、露光時間を5倍に延ばしました。光害カットフィルターの効果は抜群で、今までで最高の写真を撮影することができました。
2003年12月02日 22:41-23:11(JST) 水戸(日本)
Meade LX200GPS-30 フィールドデローテータ Auto Guide
Nikon E5000 S=60 ISO=800 F2.8 f7.1mm IR cut filter 除去
10 frames composite Vixen LV30
一眼レフではなくて、Nikon E5000というコンパクトデジカメのIR Cut Filterを除去して、赤外線の透過率を上げました。このため、赤いかに星雲(M1)が良く写っています。やはり、赤外線が通過できると良く写ります。
2003年11月17日 22:08-23:40(JST) 水戸(日本)
Meade LX200GPS-30 フィールドデローテータ Auto Guide
PENTAX *ist D S=300 ISO=3200 x0.63レデューサ
4 frames composite
下と同様一眼レフで撮影したのですが、 感度を800から3200へ上げれデューサーで拡大率を下げています。実質2000mmの直焦点で撮影しています。やはり、左上が熱かぶりで赤く着色してしまっています。また、赤外線を通さないので、M1が 白っぽい雲のように写っています。
2003年11月14日 22:25-23:33(JST) 水戸(日本)
Meade LX200GPS-30 フィールドデローテータ Auto Guide
PENTAX *ist D S=300 ISO=800
3 frames composite
一眼レフで撮影したのですが、左下に熱かぶりで赤く着色してしまっています。また、赤外線を通さないので、M1が白っぽい雲のように写っています。