ポラリエ(ポータブル赤道儀)を使用した追尾撮影


【星空雲台ポラリエ】
 2013年8月に性懲りもなくCD-1に続きVixen ポータブル赤道儀 星空雲台ポラリエ を購入してしまいました。CD-1とのスペックを比較すると

  CD-1 ポラリエ
重量(g) 1350 740
サイズ(cm) 110x85x45 95x137x58
電源   USB
  単3×6 単3×2
耐荷重(kg) 5 2
  恒星時 恒星時
  北半球 北半球
  南半球 南半球
    0.5倍速
    太陽
   
  簡易極軸調整筒

PK7_9784-2であまり変わらないようですが、重量が約半分です。どこかに持ち歩くときはコンパクトで軽いポラリエが有利で、耐荷重からはCD-1が有利です。また、USB電源で稼働するので、右の写真のようにポータブルUSBバッテリーで稼働が可能です。

【ポータブル赤道儀の極軸合わせ】
 ポータブル赤道儀での極軸合わせはCD-1もポラリエも本体の極軸合わせ用の穴【簡易極軸調整筒】で北極星を導入します。しかし、これは北極星が見えない場所では不可能ですし、意外と面倒くさいものです。そこで私は、スマホのアンドロイドアプリ天の極を使用しています。スマホを写真のようにポラリエの極軸に垂直に取り付けます。

PK7_9790PK7_9791

極軸があっていないときは写真のようにポイントが中心からずれますが、次に写真のように中心点に一致すると極軸があっている状態です。精度はあまりよくありませんが、かなりお手軽です。

【天体の導入】
 CD-1やポラリエなどのポータブル赤道儀は星野写真を撮るために使用することが一般的なので、通常は標準や広角レンズ(焦点距離50㎜以下程度)での撮影を想定しています。しかし、どうしても望遠レンズで使用したくなるものです。その場合、天体の導入はなかなか困難です。そこで、こちらもスマホのアンドロイドアプリGoogle Skyマップを使用します。スマホを下の写真のようにカメラのアクセサリーシューに取り付けて起動します。このSky Mapはアプリで天体を検索すると左の写真のように天体の方向を示してくれます。

PK7_9787PK7_9788

そしてスマホが天体の方向を向くと右の写真のようにオレンジ色の丸に変わります。細かい位置調整は撮影しながら調整します。

【2台乗せとアンドロメダ星雲】

PK7_9793New1162-1198 1201-1254-4のコピー

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