2003年9月16日の火星


Panasonic NV-DS7
Meade LX200GPS-30 (Alt/Az)
Vixen LV10
f=32.9,F=1.4,S=1/60,+18dB

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Philips ToUcam pro
Meade LX200GPS-30
Vixen LV5

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 これらは、いずれも2003年9月16日 20時~22時頃にかけてデジタルビデオカメラ及びWebカメラを使用して撮影した火星です。既に火星大接近 から、2週間以上経ってしまいました。この日の火星が見えている面は8月10日とほぼ同じ面です。色の違いは、火星の明るさと画像処理の仕方の違いによるものです。この火星の視直径は23.2”で、光度は-2.5等星で まだまだ 非常に大きく明るく、観望は続けられます。さて、今回見えている火星は8月10日の火星 とほぼ同じ面なので、説明の詳細は省略します。
  ここでは、今までデジタルビデオで撮影していましたが、今回は今シーズン流行のWebカメラで撮影した画像を一緒に掲載しました。Webカメラの方はPhilipsのToUcam Proというカメラで、日本では売られていませんが、多くの方が、個人輸入されています。私も、今年の春に個人輸入したのですが、今まで使用していなかったのです。このカメラは輸入しても送料を含めてを$100程度でしたから日本円でも12000円程度とデジタルビデオカメラよりははるかに安価です。しかし、使い勝手は撮影時にパソコンを必要とすることと、動画をパソコンのHDDに保存しなければならないので、カメラとビデオテープで撮影が済むデジタルビデオカメラよりは少々不便で使い勝手が悪いです。また、デジタルビデオカメラはコリメート撮影ですが、Webカメラは拡大撮影になり、これも少し不便を感じます。
  さて、画像の比較ですが、上が今までのデジタルビデオカメラによる撮影で、下がWebカメラによる撮影です。色合いがかなり異なりますが、画像処理の違いとともに、光学系の違いにもよります。Webカメラのほうはデジタルビデオカメラと違い、赤外線も写っています。コントラストはWebカメラのほうがよいようです。これは、使用する光学系が少ないことによりそうです。解像度はそのときの状態にもよりますが、どっこいどっこいでしょうか?

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