理科が大好きだけど実験道具がありません


理科が大好きで実験道具が・・・

2000年3月16日に中学2年生の女の子からご質問を頂きました。


理科が大好きだけど、実験道具が無い。ということですが、実験ばかりが理科(科学)ではありません

 例えば、昔は今現在、中学校に揃えてあるような実験道具は無かったのです。工夫して実験道具を作ったのです。今の科学者もまったく同様で、前例の無い実験を行うためには新しく実験装置を作らなければなりません。工夫次第で身近なものを使って実験することはできます。理科とか科学で大事なのは、「なぜだろう?」と疑問に思うことです。その次には「どうしたら実験できるか」と考えることです。そうして、実験装置を工夫して作るのです。
 身近なものを工夫して実験道具として使えるようにすることも理科や科学と考えてくださいね。例えば、私のホームページの「簡易ビュレットの作り方」
等のように工夫すればいろいろできます。このビュレットとと、ビデオカメラを使ってミルククラウンの撮影もしました。また、重力加速度の測定にはビデオカメラとボールを使いました。工夫すれば色々な実験ができます。これからも、科学のつまみ食いではいろいろな実験をやっていこうと思ってますので、気長に待ってくださいね。

 ところで、最初に書いたように実験ばかりが理科や科学ではありません観察すること、観測することも立派な理科や科学です。植物を観察綿の成長を観察しようしたり、動物を観察したり、育てたり、標本を作ったり(乾燥きのこを作ろう,押し葉や押し花を作ろう)、環境を変えたり、そうやって観察することも立派な理科や科学です。実験をする時もそうですが、観察する時には必ず記録を取ります。この記録からいろいろなことが判ります。漠然と観察していてはいろいろなことが見えてきませんし、わかったことや不思議に思ったことを記録しておくことが理科や科学には重要です。生物の観察や、星の観測、そういうものならば、ノートと鉛筆があれば理科ができます。

 さて、先日頂いたブラックホールの質問の回答でアインシュタインのことを書きましたが、彼は実験はまったくしない人です。いわゆる理論物理学者で、他人の実験結果からいろいろなことを見つけだし、紙と鉛筆で科学をした人でした。また、彼は言葉を話し始めるのは普通の人よりかなり遅かったので知恵遅れかと思われたそうです。

 また、トーマスエジソンはご存知ですよね。いわゆる発明王です。彼は、小学校に入学後、わずか半年で学校を退学してしまいました。そして、自宅の地下に実験室を作って、いろいろな実験をしました。そうして、電球蓄音機などを発明し、偉大な発明王となったのです。エジソンはアインシュタインと違い、実験家ですね。しかし、物を発明するという点では色々工夫をしたでしょう

 最後にホーキングはご存知ですか?ブラックホールビッグバンなど宇宙物理学を専門とした理論科学者で、現役です。アインシュタインと同じように紙と鉛筆だけを用いる科学者ですが、彼が筋萎縮性側索硬化症(きんいしゅくせいそくさくこうかしょう)。という原因不明の難病に掛かってることは良く知られています。

 このように、色々なハンデを背負っていた科学者もいますが、「なぜだろう?」と思う気持ちで科学を続けてきたのだと推察します。この「なぜだろう?」の気持ちがあれば工夫して実験装置を作ることも楽しくなると思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

 このホームページは、小学生や中学生、そしてそのお父さんお母さんたちが、身近な動植物や星、太陽や月を観察したり、どこの家庭にでもあるような道具を使用して実験したり、ちょっとした工夫で科学がとても楽しくなるような、そういうホームページを目指しています。夏休みや冬休みの自由研究や科学実験の参考になれば幸いです。