カマキリのお尻からでる紐のような虫は?


カマキリの中から・・・

 こんにちは 昨日子供の通っている幼稚園の先生とお話をしていて、何故かカマキリの話になり、その先生がいうには、弱ってくると おしりから黒くて細長い動く物体が出てきて、それが出てしまうと、カマキリは死んでしまう!というのです。家に帰っておじいちゃんに尋ねると、小さい頃それを見たさによくカマキリを潰していた・・・といってました。久留米では、その物体を”ゼンマイ”と呼んでいるそうです。今日いろいろな人に質問したのですが、見たことない人がほとんどで、見たことある人はやはり”ゼンマイ”とだけしか知らないのです。もう、昨日から気になって気になって・・・いったいその物体は何なのですか???是非 是非教えてください。 早く知りたいです・・・

1999年8月24日に幼稚園にかよう男の子のお母様から質問を頂きました。


 カマキリのおなかの中から出てくる虫は、「ハリガネムシ」といいます。「ゼンマイ」という言い方は私らないのですが、久留米のほうではそういう言い方もするのですね。もし、「ゼンマイ」とか、その他の言い方をご存知の方はお知らせいただけるとありがたいです。  このハリガネムシは、袋形動物門 ハリガネムシ(線形虫)綱 ハリガネムシ目 に属し、体は針金のように非常に細長く、体長数cmから1mに達するものもあります。水中に産卵された卵は孵化し、その幼虫は水生昆虫に寄生します。その宿主である水生昆虫がカマキリなどに食われると、今度はそのカマキリ等の体内に寄生して成虫になります。成虫はやがて宿主であるカマキリの体から抜け出ますが、このときには宿主は死んでしまいます。ですから、カマキリが弱ってくるとでてくるといわれるのですね。さて、成虫になると寄生せずに池や沼、流れの緩やかな川などの水中で生活し、交尾・産卵します。人間の寄生虫としてはサナダムシなどが有名ですね。ハリガネムシは通常は人間に寄生することはほとんど無いようですが、日本では人間への寄生例が数例あるようです。種類は幾つかいますが、カマキリのほかにカマドウマやバッタに寄生することもありますし、昆虫ではなく岩魚などの魚の内臓に寄生したりする場合ものあります。ところで、土中に見られ、ジャガイモや大根などの植物を食い荒らす害虫であるコメツキムシの幼虫もハリガネムシと呼ばれることがあるようですが、これは、カマキリに寄生するハリガネムシとは別物で、体長3cmくらいで、細長い円筒形をしています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

 このホームページは、小学生や中学生、そしてそのお父さんお母さんたちが、身近な動植物や星、太陽や月を観察したり、どこの家庭にでもあるような道具を使用して実験したり、ちょっとした工夫で科学がとても楽しくなるような、そういうホームページを目指しています。夏休みや冬休みの自由研究や科学実験の参考になれば幸いです。