スライムで実験する方法は?(スライムの作り方)


ライムで実験する方法は?(スライムの作り方)

2000年7月14日に中学3年生の 男の子からご質問を頂きました.。
学校でスライムを作りました。
どうもスライムを作る才能があるらしく、見事なスライムができました。
その日から私はスライムが大好きになってしまったんです。
夏休みの宿題もスライム関係のことをやってみたいと思っているのですが、
どんなことができるか検討がつきません。
そこで今ちょっと思いついたことに答えていただければと思って。
*スライムは燃やしても大丈夫か。
*スライムの中で生き物は育つ可能性はあるか。
*スライムに最も近い感じの生物は何か。
*友達が「スライムを入れた容器をほっといたら虫がついてた」
と言うのですが、これはいったい・・・・。
以上です!よろしくおねがいしまっす。


 スライムをどのようにして作ったのでしょう?
スライムというのは、もともと英語の「slime」からきていて、 「どろどろ、ぬるぬる,ねばねば」するもののことの総称で川底などの軟泥へどろもスライムといいます。また、カタツムリや魚などの体の表面についている粘液やぬめりのこともスライムといいます。
さて、どのようにスライムを作られたか判らないので、ご質問にはお答えしにくいのですが、スライムの作り方として、以下の方法をとった場合を考えてみましょう。.この方法は、以前、長男が小学3年生のときに自由研究としてやらせたものです。
スライムの作り方(詳細はスライムを作ろうを参考にしてください。)
用意するもの
(1)硼砂四硼酸ナトリウムの結晶で化学式はNa247です。
   硼素化合物の原料となり、金属の鑞付(ロウヅ)けの融剤・洗浄剤などに用いられます。
(2)PVA系洗濯のり(PVA)ポリビニールアルコールと呼ばれ、 化学式は(CH2CH-OH)nで、ポリ酢酸ビニル(CH2CH-O-CO-CH3)nの加水分解によって得られる高分子化合物で す。多くのアルコール性水酸基をもっていて水にゆっくりととけます。水溶性フィルム・糊剤・塗料・接着剤などに用いられ、ビニロンの原料にもなります。
(3)コップx2個
(4)絵の具
(5)割り箸
(6)お湯(40度くらい)
1.40度くらいのお湯を入れたコップに、硼砂が溶けなくなるまで割り箸で掻きませながら加えます。(硼砂の飽和水溶液を作る)
2.別のコップにPVA系洗濯のりと同量のお湯をを入れます。色をつけたい時はここで、絵の具を加えます。
3.2.のコップに1.の上澄み液をかき混ぜながら徐々に加えていきます。すると、次第に固まってスライムが出来上がります。
 さて、このようにして出来上がったスライムについて考えてみましょう。
*スライムは燃やしても大丈夫か。
 大丈夫かどうかというのは危険かどうかということでしょうか?爆発することは無いはずです。もし試すなら、安全な広い場所で、水を用意して、試してみてください。結果がわかったら知らせてください。性質としては他のビニル系樹脂と同じと思われます。
*スライムの中で生き物は育つ可能性はあるか。
 基本的に中では生きられないでしょう。空気、水、食物がありません。上のようにして作ったスライム中では生きられないでしょう。また、このスライムは食物としては不適当です。もし実験するなら、スライムの上で生き物を 飼うとよいと思います。
*スライムに最も近い感じの生物は何か。
 生物というか、ぬめりのあるものは触ってみると似た感じがするでしょう。カタツムリやナメクジなんかは似た感じがするかもしれません。ぬめりのありそうな生き物を触って確かめて見ましょう。

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