シーモンキーの成長を顕微鏡で観察しよう
【はじめに】
私が中学生のころに観察したシーモンキーの成長記録です。小学生の頃にとっていた学研の科学(サイエンスキッズ)についてきた付録を使用したと記憶をしています。当時、ビクセンのプランクトンの観察大募集にこの成長記録を応募いたしまして望遠鏡を頂きました。ここでは、顕微鏡写真を中心にシーモンキーの成長の記録を掲載します。意外と簡単ですし、2週間で生体になりますので、期間の短い冬休みの自由研究に最適かもしれません。(温度だけは注意して)
【シーモンキーって】
シーモンキーっていうのは商品名のようです。正式にはアルテミア(artemia salina)と言い、英語名はブラインシュリンプ(brine shrinp)といいます。事典などで調べるときには、アルテミアかブラインシュリンプで調べてみましょう。幼生は0.5mmくらいで、生体は1cmくらいになります。18世紀の中ごろに発見され、生態に付いていろいろ研究されています。塩水の中で環境がよければ1日でふ化し、2週間くらいで生体になります。メスは、半年くらい生き、その間に幼生か卵を産みます。これは環境によるようで、環境が良ければ幼生を出産し、環境が悪ければ卵を出産します。この卵は乾燥していると数年間行きつづけるといわれています。現在ではこのシーモンキーは熱帯魚のえさとして広く利用されています。
【どこで手に入るの?】
私が子供の頃は、教材として売られていたり、冒頭に書いたように付録として付いてきたりしまいた。しかし、現在では熱帯魚のえさとして広く利用されているので、熱帯魚を売っている店で買うことができます。乾燥卵も幼生も売られているようです。
【シーモンキーを育てよう】
では、シーモンキーを育てましょう。準備するものは、水槽と塩と水とシーモンキーの卵です。水は水道水を丸1日以上日光に当ててカルキ抜きをしておきます。この汲み置きの水1Lあたり20g程度の塩を溶かします(塩の濃度は意外と適当でも大丈夫です。重さを正確に測らなくても、計量スプーンでOKです)。水温は25度以上くらいが適当なようです。あとは、シーモンキーの卵を入れるだけ、浮いてくるのでかき混ぜてやります(思いっきりかき混ぜて大丈夫です)。1日でふ化します。それでは、私が中学生のときに撮影したシーモンキーの顕微鏡写真をご覧ください。1976年8月の記録です。顕微鏡写真のとり方は顕微鏡観察の方法をご覧くださいね。ふ化したシーモンキーをスポイトで吸い上げスライドグラスに載せるだけです。カバーグラスは不要ですが、水が乾くと死んでしまうので、できれば、スライドグラスはホール付(くぼみがついている)のものを使用してカバーグラスをかけるのが良いです。使用フィルムとシャッタースピードは不明です。ネガが残ってません。写真だけが残ってました。
0時間 卵 10×15 |
13時間 ふ化 10×15 |
2日 幼生 10×10 |
3日 幼生 10×10 |
7日 幼生 10×10 |
20日 成体 4×15 |