ニンジンの葉の表皮　10×10 1/125

　ニンジンの葉の表皮です。倍率は100倍でシャッタースピードは1/125秒です。ニンジンはセリ科の越年草で、地中海の沿岸地方が原産で、根が黄赤色や紅赤色の円錐形で食用になっています。独特の香りと甘みがあって、この香りが嫌いな人も多いようです。葉は根から直接生え、羽状に細いです。通常葉の表皮には気孔が見えるのですが、この標本では見えないようです。気孔は植物の表皮にあり、周囲の孔辺細胞の膨圧の変化によって開いたり閉じたりする小さなすき間で、一般に葉の裏面に多くあり、ガスや水蒸気の出入り口となっています。大根の葉の表皮（150倍）も参考にしてください。