ありの触覚 4×10 SS=1/125
これはありの触角です。倍率40倍でシャッタースピードが1/125秒です。昆虫は体本体以外は顕微鏡観察に向いています。羽、触角、肢、口など、色々見ることができます。触角は、もともと足であったものが、歩くためではなくなり、触ったり、においや、味、音や温度、湿度などを感じたりすることができるように発達したものです。ありの触角は根元から1.5mmくらいのところで折れ曲がり、その先、2.3mmくらいに触角の先があり、その太さは、120μmくらいです。触角には折れ曲がったところから、節があるのがわかりますね。この節があるために、ありの触角の折れ曲がった先のほうは柔らかく、色々な方向に曲がります。ありは真っ暗な土の中で生活しています。従って、暗闇でも生活できるように、最初に述べたように眼以外の器官として触角が発達しています。この触角で主ににおいをかぎます。匂いで食べ物を見つけたり、仲間を見分けたりします。