ナイロンNylon chemistry 10×10 1/60
ナイロンNylon chemistry 10×40 1/60
上は100倍で観察したナイロンの繊維でシャッタースピードは1/60です。下は400倍(10×40、シャッター速度1/30)に拡大した画像です。 さて、ナイロンは人類が1930年代に初めて発明した化学繊維(合成繊維)で、アメリカのカロザースという人が発明しました。ナイロンは商標名にもなっています。アジピン酸とヘキサメチレンジアミンの縮重合によって作られる合成繊維で、それと類似の構造をもつ一群のポリアミド系合成高分子の総称としてナイロンという言葉が使われます。引っ張り強度や耐屈曲性にすぐれ、耐水性、耐有機溶剤、耐アルカリの性質を持っていますが、強酸には弱く、溶解してしまいます。衣料・漁網・ロープなどに広く用いられています。この繊維の太さは、13μm程度です。