カナリアの羽 Canary feather 10×10 1/125
100倍で観察したカナリアの羽です。シャッタースピードは1/125です。 御存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、カナリアは実はすずめの仲間なのです。スズメ目アトリ科の小鳥で、全長約14cmで、羽色は黄色や暗い黄緑色のものが多いです。姿がよく鳴き声が美しいので、愛玩用として飼われるのはすずめとは大違いです。原種はカナリア諸島とその付近で、15世紀末に飼い鳥としてヨーロッパに輸入されました。姿や鳴き声など改良が重ねられ、種々の品種が作らました。今まで観察した鳥類の羽(キジの羽、クジャクの羽、ニワトリの羽)と比べてみてください。太さは 50μm程度で、羽毛部分は5μm程度の太さです。標本が厚いためにちょっと画質が悪いですが、羽毛の先が少し太くいくつかに別れていることが判ります。