アブラムシ Plant Louse 4×10 1
40倍で観察したアブラムシで、シャッタースピードは1です。 下の写真は更に大きく拡大した画像です。油虫はゴキブリの別名で使われることもありますが、ここでいうアブラムシはいわゆるアブラムシで翅目アブラムシ科・ネアブラムシ科・ワタアブラムシ科などの昆虫の総称としてのアブラムシです。写真では約1mm程度の大きさですが、通常体長1~5mmの卵形で、長い口針と触角をもちます。写真では触角は確認できますが、口針は確認できませんね。アブラムシは、植物に群生し、口針をさして樹液を吸います。夏は雌の単為生殖で幼虫を胎生して増え、秋に雌雄を生じて産卵し、この卵が越冬するのが特徴です。分泌する甘い液をアリに与え、アリの保護を受ける種も多くアリマキとモ呼ばれます。繁殖力が強く、果樹・農作物などの害虫として嫌われています。