つくしの胞子 bottle brush spore 40×10
400倍で観察した つくしの胞子で、シャッター速度は1/30秒です。つくしは、ご存知の通りスギナの胞子茎をつくしと呼び土筆と書きます。茶褐色で節に袴(ハカマ)があり、茎頂に筆状の胞子嚢穂がつきます。早春に出て、食用とすることもあります。スギナはトクサ目の夏緑性シダ植物で、杉菜と書きます。荒れ地や原野などに生えます。先に書いたように栄養茎をスギナと呼び、胞子茎をつくしと呼びます。地下に長く根茎を引いて、早春につくしが出て、のち栄養茎であるスギナが出ます。栄養茎は緑色で枝を輪生すし、利尿薬にりようされています。実際、つくしを掘って地下茎をたどっていくとスギナにつながっていることが判ります。