さて、今度はトイザラスで売られていた光芸社の永久プレパラートを観察してみましょう。
これが今回観察したトイザラスの永久プレパラートです。このプレパラートは、トイザラスで売られていたものです。一枚のプレパラートに4種の標本が封入され、12枚のプレパラートがセットになっています。従って、標本数は48種です。今回このすべてをご紹介します。しかし、ガラス製のスライドグラス上に標本を封入し、その上をプラスチック(ビニールか?)製のカバーグラスで覆っています。従って、屈折率がマッチしていないのと、カバーグラスが平坦でないために分解能が落ちてしまっているようです。しかし、値段は1400円くらいと安く、しかも、数、種類が豊富ですので子供たちの学習用には手ごろかもしれません。
2003年5月20日に光芸社からメールを頂きました。内容を要約しますと、
子供向けのために安全性と安さを重点に製作しており、バルサム封入はせず、標本をセロテープ留めしているそうです。従って、上で述べたように分解能が悪く気泡等も出来ているとのことです。また、植物標本の場合には切片の製作で、薄く切ると標本が丸まり、セロテープ封入なので直せないとのことです。
上でも述べたように子供の学習用としては、安価、安全及び標本数が多いということは手軽に観察できるという利点があります。なお、光芸社では、2003年7月頃にバルサム封入のプレパラートをがトイザラスで販売する予定だそうです。