標本作りの準備


 昆虫標本作りにはどんな道具が必要でしょう。昔は昆虫標本セットなんてものが売っていましたが、最近は見かけませんね。では、どのような道具が必要でしょうか?

1.薬品
 まず、昆虫標本を作るためには採集した昆虫を殺してしまわなければなりません。そのための薬品が必要ですが、薬品としてはエーテルやベンジン等を毒液として使います。
2.注射器
 大きな昆虫は、注射器でエーテルやベンジンを昆虫に注入します。また、死んで固くなった昆虫の体を軟らかくするために水を注入したりするのにも使います。
3.殺虫瓶
 小さな蓋のできる小瓶で代用できます。小さな昆虫を殺すためには、注射器で毒液を注入することができません。そのために、瓶の中にエーテルを含ませた脱脂綿を入れたものを殺虫瓶として使用します。
4.脱脂綿
 上の殺虫瓶の毒液を含ませるために使用したり、大きな昆虫の内臓を取り除いた後に詰める詰め物として使用します。
tape5.展翅テープ
 チョウやトンボなどの羽を整えるのに使用します。普通の紙テープでも代用できますし、パラフィン紙を細長く切っても使えます。下の写真はパラフィン紙を細長く切って展翅テープとしたものです。
6.展翅板
 チョウやトンボの羽を整えるために使用します。購入すると高いので、発泡スチロールやコルク板、断熱材に使われるウレタンフォームを使用して自作してよいと思います。下の写真は自作した展翅版です。自作される方は参考にしてください。
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boad37.展足板
 昆虫の脚を整えるために使用します。これも購入すると高いので、展足板のように発泡スチロールやコルク板、ウレタンフォーム等で代用できます。下の写真はただのウレタンフォームを展足板の代わりにしたものです。
pin8.針
 昆虫の体にさして止めたり、標本箱に立てるための昆虫針(下の写真のポッチのついてないもの)や、展翅板にテープを止めるときに使うまち針(下の写真のポッチのついいるもの)、昆虫の羽や足を整えるために使う柄つき針などが必要です。柄つき針は縫い針などを割り箸に縛り付けて自作しても良いです。
9.ピンセット
 昆虫の羽や足を整えるために使います。昆虫採集のときに使用したピンセットで十分です。
10.メス
 大きな昆虫の内臓等をとるのに使用します。カッターで代用できます。
11.台紙と接着剤
 小さな昆虫は針で標本箱に刺すことができないので、台紙に接着剤で貼り付けます。また、内蔵を取った昆虫の腹を接着するためにも接着剤は使えます。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA         12.標本箱
 紙製の適当な大きさの箱で十分です。蓋を加工して透明のビニールを貼って自作すると良いでしょう。中には防虫剤と乾燥剤を入れておきます。また、コルクの板を内側に貼って昆虫張りをさせるようにしておくと良いでしょう。
13.ラベル
 ケント紙などに標本の種類、採集日時、場所、採集者等を記載して標本に添付します。以下のようなものでいいでしょう。
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